オタクの趣味からオトナの娯楽へ、アニメが日本経済を救えるか

アニメは「世界の大人」が楽しむ文化に

こうした投資の拡大により、アニメ産業は日本経済の成長をけん引する分野のひとつとなった。

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この流れを見たとき、私は2010年から数年間、東南アジアに駐在していたころに感じていた、韓国エンタメの台頭を思い出した。

当時、BoAや少女時代、「江南スタイル」のPSYなどが東南アジアで人気を博し、韓国政府もエンタメ産業への投資を強化していた。その結果、韓国の国全体のイメージが向上し、サムスンやLGといった韓国企業のブランド価値も高まった。そして、韓国の名目GDPは2010年から24年の間で1.8倍に成長した。

これと同じことが日本のアニメを通じても起こせる可能性があるのではないか。エンタメを活用した国のブランド戦略は、米国も実践してきた方法であり、日本のアニメ産業の成長をそれだけで終わらせずに、ほかの産業にも波及させることが、日本経済再生のひとつの武器となるだろう。

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なかやま・りょうたろう◎マクアケ代表取締役社長。サイバーエージェントを経て2013年にマクアケを創業し、アタラシイものや体験の応援購入サービス「Makuake」をリリース。19年12月東証マザーズに上場した。

文=中山亮太郎 イラストレーション=岡村亮太

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