ビヨンセは米国時間4月28日、カリフォルニア州ロサンゼルス郊外のイングルウッドで新アルバム『Cowboy Carter』のツアーを開始した。彼女は夏の間、米国全土で大観衆を前にパフォーマンスし、ヨーロッパにも数カ所立ち寄る予定だ。各都市では複数日に渡ってパフォーマンスを披露する予定だが、特にニューヨーク、ロンドン、アトランタのような都市では4日間以上に渡ってコンサートを行う予定となっており、その間に何十万人もの観客がコンサートに詰めかけることだろう。
ツアーが盛り上がるにつれ、同アルバムは米ビルボードの音楽チャートで順位を上げている。
『Cowboy Carter』が3つのビルボードチャートで急上昇
『Cowboy Carter』は今週3つのビルボードチャートにランクインし、すべてのチャートで先週より順位を上げた。ほんの数ランクアップしたものもあれば、100ランク以上上昇したものもある。
同アルバムは、Top Americana/Folk Albumsチャートでトップ10に返り咲き、先週の15位から今週は8位へと順位を上げた。また、Top Country Albumsチャートでも35位から14位へと急上昇し、トップ10入りに迫っている。
『Cowboy Carter』はBillboard 200(アメリカで最も消費されたアルバムの総合ランキング)で最大の伸びを記録し、順位は先週の193位から64位へと跳ね上がった。
『Cowboy Carter』の売上とストリーミングが増加
『Cowboy Carter』ツアーが始まったおかげで、同アルバムの売上枚数とストリーミング再生回数は前週から劇的に増加している。先週、同アルバムのストリーミングを含む売上枚数は約8300枚だったが、直近の追跡期間では1万4500枚近くを売り上げている。これは70%以上の増加率で、この1万4000枚のうち、約1000枚が物理メディアの売上だ。
ビヨンセのビルボードチャートにおける記録
『Cowboy Carter』は現在、Top Country AlbumsとTop Americana/Folk Albumsの両チャートにおいて57回ランクインしている。より競争の激しいBillboard 200では、これほど長い期間はランクインしていないものの、今回で44回目のランクインとなる。ビヨンセは、新しいプロジェクトをリリースする度に、ほとんど毎回ビルボードチャートを制覇する。
前作『Renaissance』も、いまだ好調
『Cowboy Carter』ツアーのセットリストは、もちろんその名を冠したアルバムを中心に構成されている。しかし、ビヨンセは前作『Renaissance』からの曲も数多く取り入れている。また、その前作もビルボードチャートにランクインしており、今週、Top Dance Albumsチャートで先週の8位から5位へと順位を上げた。



