2.基準を引き上げる(Raise the Bar)
Duolingoでは、「最高の仕事をすること」が前提です。もちろん人間はミスをします。大切なのは、原因を掘り下げて、次に活かすこと。完璧を目指すのではなく、昨日よりも一歩よくすること。その積み重ねこそがDuolingoの「最高の仕事」を形作ります。具体的には以下のことでこれを実現します。
バーを設定する-われわれが実装するすべての機能は直感的であり、愉快で、役に立ち、そして洗練されていなければならない
オーナーシップをとる-われわれは重要なタスクにかならず明確にオーナーをひもづける
ドッグフーディング-われわれはバグを特定し改良をほどこすために、製品をドッグフーディング(自社製品を社内で自ら利用すること)する
仕事には厳しく、仲間には寛大に-「人」ではなく「事柄」に焦点をあてた率直なフィードバックを行う
3.素早く実行する(Ship It)
よいアイデアを実現するには、スピード感が不可欠。試し、学び、進化する。創業当初から変わらない文化です。具体的には以下のことでこれを実現します。
クロックスピード-われわれは、働く上でのマインドセット「クロックスピード」を優先し、アクションとアクションの間、決断と実装の間、フィードバックと改善の間のギャップを最小にする
実験の文化-われわれは製品と組織をつねに改良するために毎週、数百の実験を行う
優先順位をつねに見直す-われわれは最高のインパクトと風変わりな斬り口でプロジェクトに優先順位をつけ、不要なものを見直す
正しい数のプロセス-われわれは、より早い、よりよい決定を下すためにだけ、新しいプロセスを取り入れる。
4.言葉ではなく行動で示す(Show Don’t Tell)
Duolingoでは、データに基づいたコミュニケーションが求められます。物事の本質を捉え、課題に向き合い、より良いものをつくるには、事実や成果にもとづいて伝えることが大切です。具体的には以下のことでこれを実現します。
数字こそが物語である-努力の物語ではなく仕事の成果で前進する
われわれの製品には説明の必要がない——製品は、すべてのユーザーにとって直感的であるべきだ
意見の相違があっても行動に移す-意見が一致しない場合は、まずアイデアを実行してみて、その結果をメトリクス(指標)で判断する