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2025.05.12 18:00

うまくいっている夫婦は何が違う? 幸せな結婚に欠かせない5つの要素

Ivan-balvan / Getty Images

4. 過去と大事な思い出を共有している

「私たちの調査では、251〜329人が食事や時間、考え、文化、視点、そして過去や思い出を分かち合うことなど、共有体験を高く評価していることがわかった」とドイルは書いている。

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ドイルは、このような経験が深い帰属意識と感情面での親密さを生み出すと示唆する。思いがけない事態に直面したとき、これまでのふたりの歩みから夫婦のアイデンティティや「私たちらしさ」を強く感じることができる。これが夫婦の満足度を高めるという研究結果もある。

休暇中に起こったハプニングを笑う内輪の冗談であれ、人生の厳しい時期を共に乗り切ったことであれ、こうした瞬間はふたりにしか分からないプライベートな世界を作り出す。夫婦がこのような思い出を積極的に作って振り返ることは、単なる回想ではなく夫婦の絆を深めることになる。

過去を共有することで、継続性や意味も感じられる。それは、自分たちが今この瞬間よりも大きなものの一部であることを双方に思い出させる。

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ふたりが共有する過去の喜びを味わうには、金曜夜の映画鑑賞や年に一度の旅行といった「ふたりの決まりごと」を作り、それを大切に守ることだ。最高に幸せなカップルは、過去を称え、現在の姿を表し、未来に意味を与える「ふたりの物語」を共同で作り上げている。それは、内輪のジョークや学んだ教訓、訪れた場所、乗り越えた試練でいっぱいの、ページが増え続けるスクラップブックだと考えよう。

5. 身体的な愛情を受ける

愛情に満ちた身体的な触れ合いは愛されているという感覚を深め、ストレスを軽減し、夫婦の幸福感を著しく高める。ドイルの調査では、334人がハグやスキンシップなどの愛情表現は身体的な親密さよりも真の幸福をもたらすと評価している。

なので、別れ際にハグしたり、ソファで手をつないだり、あるいは寝る前にパートナーの背中をさすったりと、身体的な触れ合いを日々積極的に行うといい。小さな行為が長続きする親密さにつながる。うまくいっている夫婦においては、身体的な愛情表現は頻繁かつ自由なものであり、必ずしも性的なものではない。日頃から肌を触れ合わせることで、これまで以上に安全で発展的、そしてしっかりと長期にわたって続く関係にすることができる。

結局のところ、相手を深く思いやり、自分の行動を一貫させることが愛に満ちた楽しい結婚生活を築く鍵となる。夫婦の幸せは必ずしも複雑で贅沢なものではないが、意図してもたらされるものだ。

forbes.com 原文

翻訳=溝口慈子

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