投資ファンドからの「発表」も大幅に増加
回復の動きを示す一例としては、新たな投資ファンドからの「発表」が「大幅に増加」した点が挙げられる。43本のファンドで合計218億ドル(約3兆2000億円)が用意され、2024年第4四半期と比べて金額ベースで2倍以上となった。これは業界に大量の資金が流れ込んでいた2022年半ば以来の高水準だ。
投資家の関心をもっとも集め続けているのは、ブロックチェーン関連や、特にAI技術を用いた開発ツールを提供する企業だ。後者は32件の取引で31億ドル(約4501億円)の資金を集めている。
とはいえ、実は第1四半期中に行われたIPOの件数はわずか1件で、Grand Centrex(グランド・セントレックス)がSPAC(特別買収目的会社)を利用した上場を果たしたケースのみだった。DDMレビューの集計には取引で調達された資金額(この場合22億ドル[約3194億円])のみが挙げられ、企業価値は含まれていない。
「グランド・セフト・オート」の次回作は来年初頭に延期
業界にとって大きな疑問のひとつが最近解消された。それはエンターテインメント史上最も収益を上げるリリースと広く期待される「グランド・セフト・オート」の次回作は、今年後半に発売されるのかという疑問だ。
その答えは「いいえ」だった。パブリッシャーであるテイクツー・インタラクティブは、今年秋とされていた『GTA VI』の発売を来年初頭に延期すると正式に認めた。これによってホリデーシーズン(年間でもっともビジネスが盛り上がる時期)に、他の大手パブリッシャーが活躍する余地が生まれるだろう。
なお、DDMレビューの調査手法は西側諸国でのゲーム開発、パブリッシング、テクノロジー関連の投資案件のみを対象とし、正式にクローズした案件だけを集計している。親会社であるDDMはコンサルティング、開発、パブリッシングサービスを提供している。


