多彩な収益化ツールを独自に開発
YouTubeではYPPを立ち上げてから今日まで、継続的にクリエイター向けの収益化ツールを拡充してきた。現在、YPPに参加するクリエイターには広告収入の分配に加え、例えば主に以下のような収益を生み出すツールが提供されている。
・チャンネルメンバーシップ
その名のとおり、視聴者が有料会員としてクリエイターのチャンネルを応援できるツール。多くのチャンネルではメンバー向けに限定コンテンツなどの特典を用意している。
・スーパーチャット/スーパーステッカー
クリエイターによるライブ配信やプレミア公開の最中に、視聴者が「投げ銭=チップ」として有料のメッセージやスタンプを送れるツール。同様に、投稿済みコンテンツにはスーパーサンクスというツールを通じて視聴者が投げ銭を送ることもできる。
2022年7月には、クリエイターが自身のチャンネルで商品を販売できるストア機能「YouTubeショッピング」が追加された。日本ではYouTube外部のShopifyやBASEなどを利用してストアを開設し、YouTubeチャンネルに連携させる仕組みとなっている。
応援を通じてクリエイターと視聴者のつながりが深まる
クリエイターはこれら複数の収益化ツールの中からコンテンツに適したものを選び、ファンに有用な情報やサービス、商品などを紹介しながらエンゲージメント(つながり)を深めることができる。
YouTubeの調査データによると、グローバルでは2024年にYouTubeで1万ドル(約143万円)以上の収益を上げたチャンネルの50%以上が、広告とYouTube Premium以外の収益化ツールも活用していたという。
日本では2024年3月下旬にYouTubeが調査会社のカンターに依頼実施したユーザー調査によると、全視聴者のうち61%が「YouTubeは何を購入するかを決めるのに役立つ」と回答した。これは競合平均の49%を大きく上回る結果であったという。YouTubeが消費行動に与える影響力の大きさがうかがえる。


