現在のAI(人工知能)ができることを考えると、これらの技術が、「人間による疑わしい発言(つまり、「ウソ」)」を分析する分野に革命をもたらすかもしれない、と考えるのは自然なことだ。
現在のウソ発見器(ポリグラフ検査機)は、どう考えても時代遅れだ。体にセンサーを取り付け、生体反応を読み取る装置は、ウソを発見する精度が特に高いわけではない。そのため、よく知られていることだが、ウソ発見器の結果は法廷で採用されないことが多い。歴史的に見ると、ウソ発見器はこれまで、無実の人をだいぶ刑務所送りにしてきた。
一方、AIは、総合的な観察をベースにした強力なデータエンジンだ。これは、研究者がAIを真実の追究に応用する方法はいくつもあることを意味する。
ひとつ目の方法は、ウソ発見器と同じように容疑者の生体反応を分析するが、はるかに精密な比較分析を行うやり方。
もうひとつの方法は、論理的推論を用いて、実際の発言を分析するというものだ。
「ウソはウソを呼ぶ」という格言がある。ひとつウソをつくと、ばれないようにウソを重ねることになり、それが罠となるということだ。なぜなら、真実は最もシンプルに説明できるものだからだ。
いずれにせよ、こうした目的にAIを応用するための研究が進められている。



