ビットコインの採掘システムを販売へ
ドーシーは、最新の決算発表の中で、その他の事業の拡大にも触れた。特にAfterpayをCash Appに統合したことを受け、10代やファミリー層をCash Appの新規ユーザーとして取り込むことを目指すと語った。さらに、社内エンジニアの生産性を高める新たなAIツール「Goose」を開発したとも語り、この技術が全社的な効率化につながっているとし、将来的にはCash AppやSquareの顧客向け機能にも応用すると述べた。
古くからのビットコインの支持者として知られるドーシーは、ブロックが今年中にビットコインのマイニング用チップやシステムの販売を開始する予定だと語った。「ビットコイン向けのハードウェア供給市場は、年間30億(約4290億円)〜60億ドル(約8580億円)の規模があると見ている」と彼は述べて、ブロックの新たな「Proto」(プロト)と呼ばれる製品が「一般の消費者やマニアがマイニングを試せるようにするものだ」と付け加えた。
一方、Cash Appは数年前からビットコインの売買機能を提供しているものの、スチョスキの推計によれば、ブロックの粗利益に占める暗号資産関連のプロダクトの割合は、わずか3%にとどまるという。


