キャリア

2025.05.10 13:00

学位不要で年収1700万円以上、必要なのは「たったひとつのスキル」

AndreyPopov / Getty Images

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技術的なスキルを身につけなくても、テクノロジー業界に飛び込めることを知っているだろうか?

本稿で紹介する、あるスキルを身に付ければ、コーディングやソフトウェア開発をしなくても、ハイテク業界において高収入を得ることは可能なのだ。

米労働統計局によると、企業はそのスキルを持つ人材の採用を増やしており、その成長率は7%と、米国における求人成長率の平均を上回っている。また、会社員だけでなく、フリーランサーもこのスキルを活かし、Toptalのような高価格帯限定のフリーランスプラットフォームで仕事を受注したり、企業から直接コンサルティング・プロジェクトを受注したりしている。このスキルは、イノベーションを好む企業、特に、投資家を惹きつけ、市場での存在感を高めようとするスタートアップ企業からの需要が高い。

ここまでを読んでお分かりの人もいるかとは思うが、そのスキルこそ「プロダクトマネジメント」である。

なぜプロダクトマネジメントなのか?

プロダクトマネジメントは、技術的なツールやライブラリー、コーディング言語などの高難易度な知識を必要とせず、テクノロジー業界に足を踏み入れることができるキャリアだ。

それと同時に、すべての製品開発活動をコーディネートし、コンセプト作りからステークホルダーからの要件収集、リリース、その後のメンテナンスやアップデートに至る全プロセスを管理することで、企業活動に真のインパクトを与えられるキャリアでもある。

Glassdoor(グラスドア)によれば、イノベーションの先頭に立つという、このエキサイティングな職業の平均年収は12万4051ドル(約1770万円)だ。

それだけではない。プロダクトマネージャーになるためには学位すら必要ないことをご存知だろうか? プロダクトマネジメントの職務経験がゼロで、学位も持っていない状態から、専門家になり、10万ドル(約1400万円)以上の高給を得ることも可能だ。

オンラインで受講できる短期コースや資格講座を活用

そのために必要なのは、「マイクロクレデンシャル」を取得することである。マイクロクレデンシャルとは、一般にはオンラインで受講できる短期コースや資格のことで、技術的なスキルやヒューマンスキルなど、さまざまな高需要のスキルを習得できる。例としては、LinkedInラーニングのデータ分析やコミュニケーションスキルに関するコースなどがある。自分のライフスタイルやスケジュールに合わせて無理のないペースで受講できるのも特徴のひとつだ。

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翻訳=江津拓哉

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