テクノロジー

2025.05.08 13:00

スマホにこんなメッセージが届いたら即削除、米国人への脅威とFTCが強調

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メッセージの目的は、「生きているアカウントか否か」を判断すること

これらのメッセージの目的は、多くの場合、会話を続けることではない。攻撃者が必要としているのは、受信者が何かしら返信することだけであり、それさえ起きれば目的を達成する。あなたの電話番号は、犯罪組織が海外で管理している複数のデータベースに登録されている。間違い番号を装った誘いは、あなたの番号が有効(メッセージが届く)であり、しかも返信する可能性があるユーザーだと確認するのに非常に有効な手段なのだ。

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もし返信してしまえば、そのあと無関係に見える別の攻撃が続くことになる。必ずしもすぐではないが、ほどなくやってくる。そして一度で終わるわけではなく、リンクをクリックさせたり、パスワードや金融情報、さらには個人情報を盗み取るために、いくつもの手口を繰り出してくる。これは産業規模の詐欺なのだ。

セキュリティ企業のマカフィーは「これらのメッセージは無害に見えますが、多くの場合、長期的な詐欺の第1歩として設計されており、個人情報や場合によっては生涯の貯蓄さえも奪う可能性があります。マカフィーの調査では、米国人の4人に1人がこれらのメッセージを受け取った経験があります。最良の対策は、関わらないことです」と警告している。

FBIが削除を呼びかけ

この手口の厄介さは、メッセージ自体が詐欺とは見えにくい点にある。Bitdefenderは「これらのテキストには、最初から怪しいリンクや賞品当選のような分かりやすい印がなく、一見すると危険と判断しにくいのです」と指摘している。

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FBIは「彼らは携帯電話で番号を打ち間違えただけの一般人を装っていますが、こうした偽の間違い番号SMSメッセージ詐欺を仕掛ける詐欺師は、犯行にきわめて高度なテクノロジーを駆使しています」と警告している。さらにFBIは、これらの詐欺をwww.ic3.orgに報告し、「受信したスミッシング(SMiShing)メッセージは削除してください」と呼びかけている

forbes.com 原文

翻訳=酒匂寛

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