欧州

2025.05.06 09:00

ロシアが無人機でウクライナの都市にクラスター弾散布か キーウなどで警戒

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単一の弾頭よりも薄く広く効果を与えるクラスター弾は、典型的な対人兵器である。また、地雷や遅延作動型爆弾は、敵の行動を妨害したり、混乱を引き起こしたりするために使用されることが多い。とはいえ、いま実際に何が起こっているのかについては、かなり混乱した状態にある。

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クラスター弾頭を搭載したシャヘドの残骸などの画像を、私たちはまだ見たことがない。ロシア軍は確かに、クラスター弾頭を搭載した弾道ミサイルをウクライナに撃ち込んだり、対人地雷をばらまく小型クワッドコプター(回転翼4つのドローン)を南部ヘルソン市の一帯で使用したりしているが、シャヘドから散布される新型クラスター弾に関する確たる情報はない。

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シャヘドの進化

イランで設計され、現在はロシアでも製造されているシャヘド(ロシア名「ゲラニ-2」)は、この3年の間に数種類の弾頭を搭載してきた。基本型は、重量45kg前後の通常の高性能炸薬が詰め込まれていた。その後、変電所のような目標に対してより大きな損害を与えるべく、金属に穴を開けられる成形炸薬を用いた弾頭に改良された。さらに改良が重ねられ、火災を引き起こす可能性を高めるために焼夷剤も追加されるようになった。

最近では、通常の高性能炸薬よりも建物の破壊で大きな威力を発揮するサーモバリック弾頭を搭載したシャヘドも出現している。

これらは、インフラにより大きなダメージを与えられるように、設計者がシャヘドの弾頭を改良してきたことを物語っている。また、弾頭部分にダミーの木材を搭載したシャヘドも見つかっている。このシャヘドは防空システムを探し出す偵察任務に用いられ、飛行時間を伸ばすために「弾頭」を軽量化したと推測される。

もっと卑劣な動きもある。最近の画像によれば、一部のシャヘドの弾頭には、小さなボールベアリングなどの金属片が詰め込まれている。こうした破片は、爆薬だけの場合よりもはるかに広い範囲に犠牲者を出すことになる。

そして、新たな疑惑がクラスター弾頭の使用だ。

ウクライナ国家非常事態庁によると、シャヘドから落下してくる典型的な「爆発物」は、本体に角ばった切り込み(ノッチ)が入った金属パイプ状だという。確認されているのは長さ35~40cm、直径5cmほどのものだが、ウクライナ内務省はほかにも数種類存在する可能性があると注意を促している

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翻訳・編集=江戸伸禎

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