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2025.05.03 17:00

心身が整う「ベッドスケーピング」が今年の寝室トレンド、楽しむべきふたつの理由

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2. 良い睡眠へと自然に誘われる

睡眠はウェルビーイングの基本であり、寝室の環境は休息の質に大きくかかわってくる。スウェーデンの家具大手イケアと全米睡眠財団(NSF)が共同で行った2024年の研究では、多くの人が睡眠を良いものにするための環境づくりに悩んでいることが明らかになった。

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研究参加者の3人に1人以上が寝室のデザインや構成が睡眠の質にかなり影響すると回答した。全米睡眠財団はこの考えを支持しており、睡眠環境は脳の疲れを取り、休む態勢に入るのに重要な役割を果たすと指摘している。

全米睡眠財団によると、入眠して、その眠りを維持できるかは睡眠環境の影響を大きく受けるという。全米睡眠財団が勧める最高の睡眠環境にする方法は以下の通りだ。

・寝室を涼しく、静かに、暗く保つ
・心地良いマットレスと枕を使う
・入眠の邪魔になるものやブルーライトの露出を減らすため、電子機器を置かない
・ベッドとベッド周りのものの感触や美観を含め、リラックスできる癒しの空間にする

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ベッドスケーピングの本質は、リラックスできる雰囲気を醸し出しながら、自分の個性を反映した自分だけの聖域を持つことにある。美的センスだけでなく、快適さや精神的なウェルビーイングを感じられる自分だけの空間を作り上げるためにベッドを個性的にスタイリングするのだ。

安眠を促すベッドスケープを作るのに、寝室を全面的に模様替えする必要はない。熟考された意図的な変更を加えるだけで居心地のよい自分だけの空間になる。より良い睡眠へと自然に誘われるようにするための寝室の整え方をいくつか紹介しよう。

・シーツや掛け布団は綿や麻のような柔らかな天然素材のものを選ぶ。これらの布地は体温調節を助け、暑くなりすぎるのを防いでくれるため、一晩中安眠が得られやすくなる。

・頭上から強い光を浴びると脳は覚醒してしまう。照明はベッド脇のランプや暖色系のストリングライトを選ぶ。夕暮れの自然光を模倣したこれらのライトは眠気を誘うホルモン、メラトニンの分泌を促す。

・落ち着いた青やややくすんだ緑、暖かみのある無彩色など、柔らかい色合いは穏やかな雰囲気を演出するのに役立つ。これらの色には脳にリラックスする時間だと伝える心理的効果がある。

・整理整頓された空間は心を落ち着かせるのに役立つ。ベッド周りに洋服や小物、書類などを積まないようにする。整然としているベッドは仕事ではなく休息するようにアピールする。

・旅行先で撮った写真をあしらったクッション、ナイトテーブルの上に置いたお気に入りの本、落ち着きを連想させる香りなど、こうした些細なものがあなたという人間を表す空間にし、ベッドを安全でなじみのある癒しの空間にする。

自分だけの空間を意図的にデザインすることで、脳が本来持っているリラックスする能力をサポートすることになる。ほんの少し意識的に変えるだけで、ベッドは単なる寝るための場所ではなく、真に休んでリセットできるところになる。

次ページ > 自分に合ったベッドスケープを作るには

翻訳=溝口慈子

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