テクノロジー

2025.05.04 09:00

Z世代の72%によるパスワード使い回しも原因、17億件が盗まれ販売中

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Z世代はパスワード使い回しの危険を知りつつ、それでもやめられない

私自身は年長者だが(その事実は否定できない)、その(ベビー)ブーマーの私でさえサービス間で同じパスワードを再利用するなど、ブラックアダー(イギリスのコメディの主人公)が狂気を装うために鉛筆を鼻孔に突き刺すのと同じくらい賢明ではないことを知っている。ワールドパスワードデーの新しいセキュリティ調査結果が示すように、パスワードのベストプラクティスの教訓が必要なのはブーマーではなくズーマー(Z世代)だ。パスワード管理専門組織であるBitwardenによる第5回年次世界パスワードデー調査が発表され、そこでは残念ながらZ世代の非常に貧弱な実態が描かれている。

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具体的には、Z世代回答者の72%が複数アカウントでパスワードを使い回していると答え、私の属するブーマー世代(42%)の割合を大きく上回っている。また、そうした使い回しがリスクだと理解していると答えたZ世代も79%にのぼる。さらに、その危険性を自覚しながらも、最近セキュリティ侵害が報告された組織のアカウントを更新する際に既存のパスワードを再利用していると認めたZ世代は59%に達する。ブーマー世代では同じ行為をしたのは23%なので、かなり大きな差がある。しかも、44%のZ世代が、アカウントを共有していた相手と仲たがいしたとき、腹いせにストリーミングサービスのパスワードを変更したことがあると答えているのだ。

さらに驚くべきことに、Z世代ユーザーのうち、パスワードが侵害された場合に「必ず変更する」と答えたのはわずか10%だった。これらを踏まえると、Z世代が常時使用している固有パスワード数が平均して25未満であるという結果もさほど意外ではない。調査によれば、Z世代の38%がパスワード変更を促された際、たった1文字だけ変えるか、他の24個と使い回している。また30%がアカウントのパスワードをしばしば忘れると回答した。

「オンラインで育った世代であるにもかかわらず、Z世代の62%がパスワード管理に何らかのストレスを感じている」というのがレポートの指摘だ。だからこそ46%はパスワード管理ソフトを利用しているとも推測されるが、それでも使い回しが多い点は謎である。さらに、Z世代の25%がパスワードをメール本文で共有し、19%がスクリーンショットで、19%が口頭で共有していることも明らかになった。安全なパスワード共有のためにパスワードマネージャーを使っているのは、全体の13%にすぎないという。

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forbes.com 原文

翻訳=酒匂寛

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