ホンダ NSX(1990年発表)
特徴:オールアルミニウム製ボディ、ミドシップ・レイアウト、VTEC搭載自然吸気V6エンジン
最高の1台である理由:フェラーリに匹敵する性能とホンダの伝説的な信頼性を併せ持つホンダNSXは、欧州のスーパーカーに対する日本からの返答だ。量産車として世界で初めてオールアルミニウム製モノコックボディを採用し、大幅な軽量化を達成。排気量3.0リッター(NA1型)または3.2リッター(NA2型)のV型6気筒エンジンには、ホンダのVTEC(可変バルブタイミング&リフト量)テクノロジーが使われており、直線的なパワーバンドと高回転域の興奮を実現した。伝説的なF1ドライバー、アイルトン・セナからの意見を取り入れて開発されたNSXは、精密工学における新たな基準を確立し、後年のスーパーカーの開発に多大な影響を与えた。
スバル インプレッサ WRX STi(1994年発表)
特徴:「EJ20」型水平対向4気筒ターボエンジン、ラリーで実証されたAWD(全輪駆動)システム、攻撃的なスタイリング
最高の1台である理由:元来ラリー競技のために設計されたWRX STiは、スバルの世界ラリー選手権における成功を公道に持ち込んだ。水平対向4気筒ターボ「EJ」型エンジンは、軽量で高出力、耐久性も高い。その一方で、左右対称に配置されたシンメトリカルAWDシステムは、卓越したグリップとハンドリングを実現。第2世代のGD型(2000〜2007年)では米国市場向けに2.5リッターのEJ25型エンジンを導入し、パフォーマンスをさらに向上させた。鮮烈で魅力的なドライビング体験と、独特なボクサー(水平対向)エンジンの排気音により、WRX STiはエンスージアストの間でカルト的な人気を博した。
WRXには個人的に特別な敬意を表したい。2003年に筆者がこのクルマを所有していた時、マンハッタンのインウッドで警官に止められたことがある。警官はこのクルマに乗ってみたかっただけらしい。私は快く了承した。


