キャリア

2025.05.05 12:00

年収1400万円以上を期待できる、ニッチな「次世代」の職業15選とは?

metamorworks / Shutterstock

metamorworks / Shutterstock

あなたが次に就く年収10万ドル(約1400万円)以上の仕事は、今はまだ存在しないが、近い将来に現れる職業かもしれない。オートメーション、AI、サステナビリティーが労働力に変化を起こしており、早期に適応した人は、10年前には存在しなかった高収入の肩書を手にすることになるだろう。

McKinsey Global Institute(マッキンゼー・グローバル・インスティテュート)によれば、オートメーションが進んだ結果、最大3億7500万人の労働者が、2030年までに職務の変更を余儀なくされる可能性がある。一方、世界経済フォーラムは、2030年までに10億人以上が、新しいスキルの習得を余儀なくされると予測している。

こうした大変革は、技術的な専門知識と人間中心の思考を組み合わせたダイナミックな職業の台頭を後押しする。長期的なキャリアアップを目指す準備はできているだろうか? この記事では、あなたが検討すべき新しい高収入の職業をリストアップしていこう。

1. AIプロンプトエンジニア

年収:15万ドル(約2160万円)以上

なぜ重要なのか:人間の創造性とAI(人工知能)のギャップを埋める

主な職務:

・AIのパフォーマンスを最適化するためのプロンプトを設計・改善する
・ビジネス要件を、機械が解読可能なクエリに変換する
・医療・金融・小売など、さまざま業界にAIツールを適用する

主なスキル:機械学習の基礎知識、言語の正確性、創造的な問題解決能力、特定領域の専門知識

2. 最高サステナビリティー責任者

年収:30万~50万ドル(約4320万円~約7200万円)

なぜ重要なのか:環境責任をビジネス戦略に変換する

主な職務:

・炭素削減策を策定・実施する
・業務をESG(環境、社会、ガバナンス)基準に準拠させる
・部門横断的なサーキュラーエコノミーへの移行を推進する

主なスキル:環境科学、規制に関する知識、部門横断的なリーダーシップ、リスク管理

3. デジタルワークプレイス・マネージャー

年収:12万~20万ドル(約1730万円~約2880万円)

なぜ重要なのか:ハイブリッドな環境において、業務がどのように、どこで、いつ行われるかを定義する

主な職務:

・リモートコラボレーションを支援するためのプラットフォームを管理する
・サイバーセキュリティとバーチャルワークフローを導入する
・柔軟性と生産性の文化を育む

主なスキル:技術プラットフォームの習熟、チェンジマネジメント、組織設計

4. リモート従業員体験責任者

年収:15万~25万ドル(約2160万円~約3600万円)

なぜ重要なのか:分散したチームに、人間中心の体験を創造する

主な職務:

・インクルーシブなバーチャル・オンボーディング、エンゲージメント戦略を設計する
・リモート環境でのキャリアアップを支援する
・デジタルなつながりを促進し、孤立の問題に取り組む

主なスキル:文化醸成、ピープルオペレーション、心理的洞察、HRテクノロジーへの精通

次ページ > 5. AI倫理責任者

翻訳=米井香織/ガリレオ

タグ:

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事