4. パートナーが自分の子どもの親になるところを想像できるか
たとえ子どもを持とうと考えていなくても、「相手は良い親になれるだろうか」という問いは感情面で大きな意味を持つ。
これは、性格や相性に関する深い問いへの近道だ。相手を信頼できるだろうか。尊敬できるだろうか。忍耐力や共感力、責任感など、楽しい人、魅力的な人という以上のものを持ち合わせているだろうか。
相手と家庭を築くにせよ、ただ一緒に人生を歩むだけにせよ、相手が親となっているところを想像することで、相手に自分以外の何かを育む能力があるかどうかを考えることになる。
専門誌「Evolutionary Psychological Science(エボリューショナリー・サイコロジー・サイエンス)』に2022年に掲載された研究によると、男性が将来子どもを持ちたいという気持ちを表したとき、女性は恋愛対象としてその男性をより好ましいと評価するという。だが、この好ましいという評価は単に生物学に根ざしたものではない。もっと感情的なものだ。つまり、長期的な可能性や感情面の成熟度、他者を気遣う意欲を示す男性に女性は魅力を感じている。
そのためこの質問に関しては、育児をどのようにとらえているかというよりも、安心感や協調性、感情面でのパートナーシップにあなたがどれだけ価値を置いているかを知るためのものだと考えてほしい。
以上がこの4つの質問の真髄だ。これらの質問は、単に相手がふさわしい人であるかどうかを見極める手助けをしてくれるだけではない。あなたが恋愛、そして人生において、なりたい自分になれているかどうかを知る一助となる。


