ネットフリックスで2025年に公開された映画『ライフリスト』は、何かを示唆しているかもしれない。ある重要なシーンで、俳優ソフィア・カーソン演じる主人公の女性アレックスは、4つの重要な質問にイエスと答えられれば、その男性が自分にふさわしい人だとわかる、というアドバイスを友人から受ける。
4つの質問は実は単純なものだが、驚くほど本質を明らかにする。質問への答えが1つ以上「ノー」であるようなら、関係そのもの、もしくは相手がふさわしい人かどうかを考え直すときかもしれない。
4つの質問が本質に迫る理由は、パートナーについてというより、あなた自身について問うものだからだ。これらの質問は立ち止まって自分自身と向き合い、あなたが築いている人生が本当にあなた自身と一致しているかどうかを考えるように促す。そして自分の選択が恐怖に根ざしているのか、あるいは愛に根ざしているのか、日々の暮らしが目標や履歴書だけでなく、自分の深い価値観を反映しているのかが明らかになり始める。
この記事では前述の映画に基づき、恋人との関係が自分にとって正しいものかどうかを判断するための新しい視点を得られる、4つの質問を紹介する。
1. 思いのすべてを分かち合えるか
恋愛関係における感情面での真の安全性は多くの場合、相手にどう受け止められるかを恐れることなく、自分の考えや不安、願望、変わった癖などを自由に分かち合うことから始まる。恋人を前にしたときに言葉を選ぶことが多いなら、立ち止まって「自分は何を恐れているのか」と自問したい。
感情面で安全であれば、より具体的な動きがとれる。自分の感情を特定してそれがどこから来ているのかを明らかにし、自分が必要としていることを表現できるようになる。このような率直さは親密さを深めるが、それは思いやりと理解がある場合に限られる。
専門誌『Cognition and Emotion(コングニッション・アンド・エモーション)』に2017年に掲載された研究によると、人はパートナーが純粋に自分のことを気にかけ、自分の求めに応えてくれると信じているとき、幸せのようなポジティブな感情も、悲しみや怒り、不安といったネガティブな感情も表現しやすくなるという。これは「共同体の強さ」として知られるものだ。
つまり、自分が弱音を吐いてもその気持ちを聞いて認めてもらえて、支えてもらえると分かれば信頼が築かれる。
その結果、ポジティブな循環が展開される。あなたが感情を表現すればするほど、パートナーは共感と優しさを持って応えてくれる。これにより、信頼と絆が一層深まる。感情面で支えてもらえるこのような関係では、ありのままの自分を愛してもらえることになる。これは、あなたがふさわしい人と付き合っていることを示す素晴らしいサインだ。



