上司の懸念にうまく対処する
時には、チームやプロジェクト、プロセスにとって正しいと感じることが、上司の望みとは異なる場合もある。あるいは、上司がマイクロマネジメントをする人物だったり、他者の意見を受け入れない人物だったりすることもある。
過度にコントロールしたがる上司は多くの場合、自分が間違っていることや、地位を失うことへの恐怖からそのような行動をとっている。そのためリップは、そのような上司には思いやりを持つよう助言している。「悪者扱いするのではなく、人間味を持って扱う」ようにしよう、というのだ。
リップによれば、(気難しい場合もある)上司の賛同や同意を得るための最も良い方法は、自分は上司の利益を重視しており、協力する意思がある、と示すことだ。「上司の注意関心を別の方向に向けたいのであれば、その方向が、上司自身とその目標やビジョンのためになることを伝える必要がある」。
ただし、提案やコメントの伝え方には気を付けよう。「人前でそれをやる必要はないはずだ」とリップは言う。「人のいるところで、彼らの権威を損ねるようなことはしたくない。これは非常に重要なことだ」。
フォーマルな敬意を示すだけでなく、「あなたがやろうとしていることが、あなたのビジョンだけでなく、彼らのビジョンにとっても役にたつ、というメリットを明確にできるはずだ」とリップは言う。上司と話す際にとった方が良い姿勢のひとつは、「絶対に気に入っていただけると思います!」というものだ。
焦点を「行動」に当てる
変える必要があると思う点を、上司や他者に対して指摘するだけでは不十分だ。それは誰でもできるし、井戸端会議やSlackの雑談でもできることだ。検討や議論に、本質的な力はない。「行動計画が必要だ」とリップは指摘する。
また、新しい行動方針を提案する前に、上司の懸念を理解しておく必要がある。ただし、「熟慮だけを続け、彼らが行動を起こすのを期待するだけではいけない。行動を起こすために必要な情報を集め、計画として提出すべきだ。これは力強い行動だ。行動計画を提出すれば、あなたの声は説得力を増す」。


