声を上げることを学ぶ
正式な権限がないからといって、自分は無力だと思う必要はない。リップによれば、多くの従業員は、自分には権限がないため誰も耳を貸さない、と考えている。しかし、行動は影響力に等しい。つまり、行動を起こすことによって、この「誤った物語」を変えることができる。その結果、実際に力を持つ人物として扱われる可能性が高まる。
「人々は最初、あなたが反論することに動揺したり、いら立ったりするかもしれない」とリップは話す。「最初の反応は、あからさまな不満かもしれない。しかし人々の反応は、非常に急速に、尊重へと変わるはずだ」。
黙っている方が安心かもしれないが、「沈黙は決して、あなたに地位を与えない」とリップは言う。「声を上げなければ、地位は得られない」。
そして、持つことが可能なはずの影響力を見逃してしまうことは、驚くほど簡単だ。「私たちはしばしば、自分の価値観と合わない場所にいるとき、『これはこういうものなんだ』と言い、自分にできることは何もないと思い込む」とリップは説明する。しかしそうする代わりに、「自分は無力だという幻想を打ち破るべきだ」。
特に、普段の会議や、仕事のための集まりなどにおいて、「そこで起こっていることに対して責任をとれば」、周囲からの評価を高められる。
上司と手を組む
リップによれば、権限のない時に影響力を手に入れる最も直接的な方法のひとつは、上司と同じビジョンを持つことだ。これを実現するにはまず、上司やほかの幹部が何を求めているかを理解する必要がある。さらに、その目標や手段に自分がコミットすることに、自分は抵抗がないかを判断する必要がある。
上司の目標を理解し、そのビジョンを増幅させることで、彼らに対してあなたの価値を示すことができる。リップが示唆するように、「彼らの最も熱心な支持者」になれば、上司はあなたを、自分の成功に協力してくれる人物として信頼し始めるだろう。あなたは、問題を解決し、彼らが望む結果に向けて取り組むことによって、価値を高められるのだ。


