キャリア

2025.04.30 17:30

今すぐ直すべき行動5選、「デキる人」なのに自分のチャンスを閉ざす残念な習慣

fizkes / Shutterstock

あなたは才能にあふれ、勤勉で、勉強熱心だ。オンラインで新たなスキルを身に付け、業界標準の資格まで取得している。

にもかかわらず、求人に何百回応募しても、返ってくるのはいつもの自動返信だ。「残念ながら、今回は別の候補者の方を優先させていただきました」。

あるいは、次の四半期こそ昇進や昇給をと、上司に絶えず訴えているにもかかわらず、「今は時期が悪い」とお茶を濁される(あるいはもっと悪いことに、専門性でも資質でもあなたに劣る同僚が、昇給を認められる)。

そして、オンラインで起業し、適切な場所でもれなく目に留まるようにしているにもかかわらず、誰もあなたに仕事を依頼してくれず、実際のお金にはつながらない。

まったく理不尽で、イライラする状況だ。求人要件や、プロジェクトの参加資格に書かれていることが、あなたが持ち合わせるスキルと経験にぴったり一致しているときにはなおさらだ。いつも障害が立ちふさがり、あなたはキャリアを前進させられず、昇給や所得増加を達成できない。

今、昇給は是が非でも必要だ。生活費は高止まりしており、現在の購買力はあまりに低下している。Z世代やミレニアル世代は、学生ローンや住宅費といった必要不可欠な支出をまかなうことにさえ苦労している。若いプロフェッショナルの多くは、最初の住宅購入という「ぜいたく」に踏み切れない。彼らは、給与の半分以上を家賃に飲み込まれたり、両親と同居したりしながら、なんとか日々を乗り切っていることが、CardRates.comの調査(2024年。対象は18歳から43歳までの米国在住者。Z世代500人、ミレニアル世代500人)から明らかになっている。

一見他愛もない習慣のなかに、チャンスの扉を閉ざすものがある

しかし残念ながら、苦悩の原因は、しばしば私たち自身にある。誤解のないようにいうと、レイオフの対象にされたり、経済的不安を抱えたりすることは、誰にでも起こりえる。だが、十分に安定したキャリアを築き、逆境から立ち直れる、あるいは悪影響をおおむね回避できるような資質は、これから紹介するいくつかの要因に行き着く。

私たちが日常で繰り返しがちな、一見他愛もない習慣のなかには、実は潜在的収入を損ない、より大きな仕事上のチャンスの扉を閉ざすものがある。そうしたちょっとした習慣は、採用担当者や見込み顧客に、あなたは自分のスキルに自信がない、あるいは、あなたが専門性の見返りに要求している価格や給与にふさわしい能力や価値があなたにはないと見られる、強烈なシグナルになってしまっている。具体例を5つ紹介しよう。

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翻訳=的場知之/ガリレオ

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