3. これまでの成果を簡潔にまとめて説明しない
これも重要な要素だ。採用面接で落とされる応募者の多くは、自分が達成した成果をダイレクトに説明する、簡潔なストーリーテリングの技術を取り入れた受け答えをしていない。このミスは、新たな職だけでなく、昇進機会や、起業家なら新たなビジネスチャンスを逃すことにもつながる。
CAR(文脈、行動、結果)やSTAR(状況、タスク、行動、結果)といった構造化モデルを利用して、そのときの状況、あなたが取った行動、具体的なインパクトを説明しよう。できるかぎり指標や数値を出して、成果を定量化しよう。
4. オンラインでの影響力を軽視する(そもそも、影響力があるだろうか?)
これもまたプロフェッショナルが犯しがちな高くつく失敗なのだが、多くの人が、オンラインにおける自分の影響力を見落としている。ごく平均的なプレゼンスがあるだけ、あるいは更新の滞ったLinkedIn(リンクトイン)のプロフィルがあるだけでは不十分だ。積極的に、意図的に、そしてもちろんまっとうな理由で、目立つ必要がある。
ポートフォリオ・ウェブサイトをつくろう。LinkedInやMedium(メディウム)、あるいはX(旧Twitter)で意見をシェアして、存在感を示そう。専門知識を共有し、専門家の意見が求められる場で自分を売り込み、ジャーナリストや分野の主要メディアに取り上げてもらおう。信用と権威を確立しよう。
それらがあれば、すぐに信頼を構築でき、究極的には、顧客があなたのサービスやスキルに対し、平均以上の対価を喜んで払ってくれるようになる。なんといっても、あなたは正真正銘のエキスパートなのだから。


