旅行というのは決して安い買い物ではない。世界中の人気観光地を訪れようと思うなら、なおさらだ。誰もが知る観光名所ともなれば、入場料は1人当たり30ドル(約4300円)程度から、ところによっては100ドル(約1万4400円)以上もかかる。それでも多くの旅行者が、その名所を実際に体験し、記念写真を撮影しようとお金を払う。
さてそれでは、立ち止まって写真を撮るのに最もお金がかかるスポットはどこなのだろうか? インフルエンサーマーケティングプラットフォームのHeepsyはこのほど、特に人気の高い観光名所50カ所について調査を行い、入場料の総額、検索数、年間訪問者数などをもとに、世界一高価な観光写真撮影スポットを割り出した。
インスタ映えするけれど写真1枚を撮影する代価が世界で最も高い観光スポット上位10選を紹介しよう。
ブルジュ・ハリファ(アラブ首長国連邦)
ブルジュ・ハリファは総合スコア100点で1位に輝いた。世界一高いビルとして当然の偉業といっていい。148階にある展望台への入場料は108ドル(約1万5500円)もするが、毎年1700万人以上が訪れ、検索数は年間2940万件を超える。
キリマンジャロ山(タンザニア)
アフリカ大陸最高峰のキリマンジャロへの訪問者数は年間5万人にとどまるものの、入場料が1人当たり70ドル(約1万円)と高額なため、2位にランクインした。素晴らしい自然体験を求める旅行者は後を絶たず、年間検索数は550万回を数える。
エッフェル塔(フランス)
エッフェル塔が3位に入ったのは驚くに値しない。花の都パリを代表するランドマークは、おそらく世界で最も認知度の高い観光名所だ。年間700万人の観光客が訪れるが、この数には地上から眺めるだけの人は含まれない。入場料は39ドル(約5600円)、検索数は2340万回で、総合スコアは94.6点を獲得した。
ビッグベン(英国)
4位には総合スコア91.9点で、「ビッグベン」の愛称で知られる英国会議事堂の時計塔エリザベス・タワーが入った。入場料は46ドル(約6600円)で、年間500万人以上が訪れる。また、年間2390万回検索され、欧州でも指折りの認知度を誇るランドマークの一つである。
ガラパゴス諸島(エクアドル)
ガラパゴス諸島は総合スコア89.2点で5位となったが、厳密には調査対象の観光地の中で最も入場料(入島料)が高く、1人当たり200ドル(約2万8700円)もする。決してアクセスのよい観光地とは言えないが、それでも年間32万9000人以上の観光客が訪れている。



