体の内側と外側からの対策を
続いて、熱中症対策に対する一般の意識について聞いたところ、約8割の医師が「不十分である」との見解を示した。水分補給のみで予防できると考える人も多く、効果的な手段が十分に理解されていないことがうかがえる。

では、具体的な対策として医師たちが支持しているのは何か。「経口補水液」に加えて「帽子(遮熱帽子)」「日傘(遮熱日傘))」といった回答が並んだ。内側から水分・塩分を補給する以外に、そもそも体温を上げない工夫が必要であることが、専門家の共通見解といえる。
通勤や買い物など日常こそ対策を
遮熱性能を備えた日傘の有効性については、9割以上の医師が「有効だと思う」と回答。特に「通勤・通学時」「買い物時」といった日常生活の場面が、効果的な使用シーンとして挙げられた。

遮熱日傘が注目される背景には、体感温度と実際の気温の差がある。直射日光を遮ることで上昇温度を抑える日傘も登場しており、こうした遮熱効果は身体の負担を軽減する手段として医師からの評価も高い。
また、日傘選びにおいては、「遮熱効果」「遮光効果」「紫外線カット」が重視されており、見た目以上に“機能”が選定基準となっていることがわかった。

日本の夏は、もはや自然災害級の暑さだ。熱中症は年齢・体力に関係なく誰にとっても命取りになる……とわかってはいるが、「ちょっとそこまでだから」「水は飲んだから」とつい油断をしてしまう。その油断こそが危険だと医師たちは考えているようだ。
また、遮熱対策に関しても、たとえば男性たちの日傘所持率はまだまだ少ない。最近はメンズ用の日傘も種類豊富なので、この夏は命を守るためにも日傘の携帯を習慣にしてみてはいかがだろうか。


