パターン3:用心深い観察者(トラブルを予測することが自衛のように感じていた)
情緒面や雰囲気が不安定な家庭で育った子どもは、他人の気分や行動に敏感になることが多い。場の空気を読むのは単なるスキルではなく、サバイバル手段であることが多い。口調や表情、身振り手振りなどのわずかな変化さえも察知できるようになり、起こりうる脅威に常に備えるようになる。かつては感情面で安全だと感じるために必要だったこの過敏さが、大人になってからの恋愛関係における不安型の愛着スタイル(人間関係の築き方の傾向)として現れることがある。
こうした人は恋愛関係において相手の沈黙を深読みしすぎたり、冷淡な態度に拒絶を感じたり、あるいはすぐにテキストの返信がなかった場合にパニックになったりする。「相手が興味を失っている」「相手が去っていく」など、最悪の事態を想定するかもしれない。これは支配感を取り戻そうと、つきまといや非難、引きこもりといった抗う行動の連鎖を引き起こす。皮肉なことに、こうした行動は相手をさらに遠ざけることになりがちだ。
2013年の研究によると、愛着スタイルが不安型の人は罪悪感を引き出してつながりを回復させようと、脅威を感じたときに感情を大げさに表現する。こうした反応は対立しているときに相手に大きな罪悪感をもたらすことが多く、心配性の当の本人は安心感を強めることになるが、関係はぎこちなくなる。
相手に罪悪感を感じさせたり感情を誇張することでコントロールを取り戻したように感じても、実際には逆効果となり、相手は遠ざかってしまう。パートナーと気持ちを通い合わせるためには、かつてはサバイバル戦略として機能していたものを調整する必要がある。
予測可能性や安心感、安全性など、あなたが昔必要としていたものは、今では自分自身で与えることを学べる。動揺していると感じたら、心を落ち着かせるテクニックを試してみよう。また、決めつける前にパートナーに「さっきは静かだったね。大丈夫?」と尋ねるのもいい。沈黙があるたびに不穏な状態に陥るわけではないことを覚えておいてほしい。


