1年間で受動的所得を得るための手順
フリーランスのデジタルマーケティング・マネージャーを想定し、1年間に毎月何を行うべきで、それによりどのような成果を上げられるかを、順を追って説明しよう。
1カ月目:クライアントにプロジェクトを納品し、プロセスを含めてすべてを文書化し、レビューや推薦文を依頼する。そうした文章と、クライアントのソーシャルメディアアカウントや、ウェブサイトでのトラフィックやエンゲージメントがどのように増加したのか、その前後の結果や測定基準をスクリーンショットで記録しておく。
2カ月目:先月行ったことのなかで、最小限の労力でシステム化できることは何かを考えてみよう。あなたが実行したプロセスやシステムなどをデジタルな資産に変えるのだ。例えば、LinkedInのエンゲージメントを高めるための「製品」として7ステップで構成したマニュアルを作るのだ。これはCanvaなどのツールでデザインしたり、PodiaやGumroadなどで販売することが考えられる。
3カ月目:過去の仕事で成果を出した手順を正確に説明する教材を作成し、販売する。特定の問題だけ解決するプランや結果を出しやすくするコツなどを切り出してコンパクトにまとめた教材、基礎から応用、失敗談やリカバリー方法までを体系化した長い教材などだ。すでに作成した「製品」から発展させ、過去の仕事の舞台裏や、既存のガイドにはない情報、避けるべき間違いなどを盛り込む。
4カ月目:「製品」のマーケティングをさらに強化する。
5カ月目:見込み客が増えたところで、元のクライアントや「製品」を購入してくれたクライアントに戻り、彼らの業界に合わせたウェブサイトやソーシャルメディア向けのコンテンツカレンダーを毎月提供したり、アナリティクスレポートを毎月提供したりする。
6カ月目:ゲストブログを書いたり、ポッドキャストに出演したりして、あなたのテクニックやノウハウの断片を共有し、「製品」と月額サブスクリプションサービスについて話すことで、その分野での権威を築く。
7カ月目:アフィリエイト・パートナーシップを提供することで、ロイヤルカスタマーをあなたのビジネスの支持者やアンバサダーにする。アフィリエイト・プログラムを立ち上げ、彼らに紹介料を支払う。
8カ月目から12カ月目:製品を改良し、何がうまくいっていて、何がもっとうまくいくかを分析し、マーケティングを強化してから、規模を拡大し、「製品」を増やす準備をする。


