北米

2025.04.23 13:00

10年前にSNSで大流行「アイスバケツチャレンジ」が突如復活 米国

2019年7月15日、マサチューセッツ州ボストンで行われたALSアイス・バケツ・チャレンジの5周年記念日に、バケツに入った氷水を頭からかぶる人々(Nancy Lane/MediaNews Group/Boston Herald via Getty Images)

かつてはトランプも参加

ニューヨーク・タイムズ紙によれば、2014年6月から8月の間にフェイスブックでは120万本以上のチャレンジ動画が共有され、ツイッターでは7月下旬から8月中旬の間に220万人以上がこのチャレンジについて投稿していた。

advertisement

ビル・ゲイツやマーク・ザッカーバーグ、テイラー・スウィフト、レブロン・ジェームズ、ケビン・デュラントらも、このチャレンジに参加していた。

その当時、大統領選への出馬を表明する前だったドナルド・トランプも2014年8月にトランプ・タワーの屋上で「私の頭髪が本物であることを証明してやろう」と言って氷水をかぶり、当時のバラク・オバマ大統領を指名した。オバマは、氷水をかぶらなかったが、ALSの支援団体に寄付を行った。ALS協会は、このチャレンジで同年夏に1億1500万ドル(約163億円)の寄付が集まったと述べていた。

「再利用」を批判する声も

一方、ALS支援者の一部は、別の目的のためにこのチャレンジが再利用されていることに批判的だ。インスタグラムで20万人以上のフォロワーを持つALS擁護者のブルック・エビーは21日に投稿した動画で、「ALSに治療法がないままなのに、別の目的のためにアイスバケツチャレンジを盗んだ人たちを見ると怒りがこみ上げる」と語った。別のTikTokユーザーも「ALS以外にこのチャレンジを使うのはまったく意味不明。このチャレンジこそがALSに注目を集めた唯一の手段だった」と主張した。

advertisement

しかし、ALS協会は、このチャレンジがメンタルヘルスの啓発のために再活用されていることを支持している。「アイスバケツチャレンジが戻ってきた」と、協会は21日のインスタグラムの投稿で述べ、「メンタルヘルスとALSの両方への意識を高めよう」と呼びかけた。

「メンタルヘルスは、ALSに苦しむ人々を含むすべての人にとって重要な問題だ」と同協会は投稿し、ジェームズ・チャールズのチャレンジ動画のコメント欄には「アイスバケツチャレンジの生みの親として誇らしい瞬間だ」と書き込んでいる。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

タグ:

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事