研究結果ではまた、愛情表現においては愛を伝える言葉が用いられるが、それらは本質的な感情面でのつながりを生み出すものではないという重要な特徴が強調されている。日々の選択や一貫した寄り添い方、調和の取れた行動を通して意図的に愛を示すようにすることで、親密さが育まれる。
つまり、あなたのパートナーの「愛の言語」が質の高い時間であるなら、週末の小旅行を計画することだけが答えではない。毎晩、夕食時に携帯電話を触らないようにしたり、気をそらすことなく15分間じっくり話をしたりすることだ。パートナーが肯定的な言葉を求めているなら、バスルームの鏡に付箋を貼ってメッセージを伝えたり、仕事中に励ましのメールを送ったりするといい。目指すところは大げさな行動ではなく、一貫性を保つことだ。
もっと踏み込みたいのなら、「今週の私の言動で、あなたが愛されていると感じたことは何だった? 来週に向けて改善の余地があることは何?」と聞いてみるのもいい。こうすることで感情面で安心感が生まれ、軌道修正する機会を増やせる。
もちろん、パートナーに忍耐強く接してもらうことも重要だ。あなたはまだ一貫して愛情を伝える方法を学んでいる最中であり、愛されているとパートナーが感じてくれるよう努めていることを、パートナーが理解してくれること。研究者たちは、愛を示そうとしているあなたの意図をパートナーが感じ取ってくれることが大切であり、それがあなたの行動に反映されているとパートナーが認識することが最も望ましいと指摘している。
「意図をもち、一貫して愛情を表現することで、恋愛関係における肯定的な相互作用と成長が促される」と研究者たちは書いている。
愛されているとパートナーに感じてもらうために、「愛の言語」を完璧に理解する必要はない。最も重要なのは努力、つまり学んでそれを自分の中に取り込み、努力し続ける意欲だ。付き合って5カ月だろうが50年だろうが、「私はあなたが求めている愛し方をしているだろうか」と問うのに遅すぎることはない。