経済・社会

2025.05.07 14:15

貧困家庭の高校生を救う一杯のコーヒー 「課題集中校で体験格差が広がっている」問題

paru –stock.adobe.com

NPO法人パノラマは「ぴっかりカフェ」というカフェを高校の図書室で運営します。司書の協力も得て本棚を移動し、無料で楽しめるドリンクやお菓子を用意。子どもたちは放課後に駆け込み、自由に過ごします。

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「スタッフと一緒にコーヒーを豆から挽いて淹れてみたり、レコードをかけたり、楽器を弾いたり…。こどもたちは、ボランティアである大学生や社会人とボードゲームを楽しみ、浴衣の着付けをサポートしてもらいます。

これまでにない文化体験に触れて、多様な大人のロールモデルに出会うのです。家庭や学校で作れなかった”文化のフック”を作って、なんとか社会とつながってもらう。カフェは安心できる居場所というだけではなく、文化資本のシェアを通じて社会とつながる土台づくりの場なんです」

子どもたちが置かれている困難な状況を、経済的な貧困という言葉だけでは片付けることはできません。たしかにそれは大きな要因ではありますが、すべてではありません。どんな環境にいたとしても文化のフックは作れるはず。地域や社会の力があれば。

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子どもたちの貧困問題、ではなく、文化のフックがない問題ととらえ直してみると、どうでしょうか。一杯のコーヒーから、ちょっとした体験から、あなたも関わることができるかもしれません。

みなさんなら、どうやってこの課題を解きますか?

課題ラボとは

日本NPOセンターと電通Bチームが協働し、2018年に設立。「こども」「食」「文化」「ジェンダー」「環境」をテーマにNPO/NGOが向き合う社会課題を収集し、コピーライターが「〇〇問題」と名前をつけてつい解きたくなるように編集している。知られざる課題の発見、社会課題解決のきっかけをつくるプロジェクト。 

課題ラボHPはこちら >>

文=三本 裕子(特定非営利活動法人 日本NPOセンター)

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