セルラーモデルは登場する?
もう一つの興味深い可能性は、Macコミュニティが長年待ち望んできたMacBook Proへのセルラー接続機能の追加だ。この機能はWindowsノートパソコンや2-in-1モデル、タブレットでは当たり前のように採用されているもので、iPadでも数年前から人気のオプションとして定着している。
なぜ4G LTEや5G接続機能が、これまでMacBook Proに搭載されなかったのか。その理由としてはコストの問題が挙げられるかもしれない。また、Qualcommが提供するモデムの消費電力やサイズあるいは費用面で、アップルの設計チームが満足しなかった可能性もある。いずれにせよ、現在は代替策が存在する。
最近発売されたiPhone 16eには、アップルが自社開発したモデムが搭載されている。これは、インテルのモデム部門を買収してから6年、10億ドル(約1400億円)の投資がようやく成果を上げ始めたことを示している。既製品ではなく、MacBook Pro向けに特化したカスタムモデムであれば、より容易に統合できるだろう。
もっとも、アップルはまずiPhone向けに新型モデムを展開する必要があるため、2025年のMacBook Proにこの機能が搭載される可能性は低い。しかし、2026年にmacOSプラットフォームに大きな追加機能が行われるタイミングでは再び考慮されるだろう。
2026年モデルを待つべきか
テクノロジーの世界において、「より優れたものが、常にすぐ先に控えている」というのは一つの真理だ。それと同時に、今入手可能な製品が自分のニーズを十分に満たしてくれるケースも少なくない。
性能向上やムーアの法則に沿った段階的な進化と、現行モデルに存在しない革新的な飛躍や新機能をもたらす製品は大きく異なる。2025年版のMacBook Proは前者であり、2026年版のMacBook Proは後者に当たる。
MacBook Proに対して大きな進化を求めるのであれば、よほど急ぎの理由がない限り2026年モデルを待つほうが賢明だろう。


