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2025.04.22 16:00

ハーバード大以上の難関、アクセラレーター「Neo」の挑戦

新興企業のアクセラレーターの「Neo」を立ち上げたアリ・パルトヴィ(Neilson Barnard/Getty Images for New York Times)

ハーバード大以上の難関

Neoは2022年以来、選抜したスタートアップをオレゴン州の山奥で開催する3週間の合宿に招いている。このプログラムには50の枠に対して毎回4000件以上の応募があるとのことで、ハーバード大学やイェール大学以上の難関となっている。

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設立から8年のNeoは、テック業界で最も有望な若手人材を育成する機関として知られており、先日は新たに3億2000万ドル(約448億円)のファンドを組成したと発表した。このプログラムからはAnysphereのトルエル以外にも数多くの若く才能ある起業家たちが生まれている。たとえば、動画生成AIの注目企業PikaのCEOでフォーブスの「30 UNDER 30」に選出されたデミ・グオや、プログラム開発のすべての工程を自動化するAIツール「Devin」を開発したCognitionのCTOであるウォルデン・ヤンもNeoの出身だ。

さらに、Neoのブートキャンプを経た企業には、ピーター・ティールのFounders Fundが出資するブロックチェーン関連の新興企業のCalderaや、アンドリーセン・ホロウィッツが出資する債券投資ベンチャーのMomentなどが挙げられる。

「Neoの実績は、投資家が今こそスタートアップに目を向けるべきだということを示している」と元アンドリーセン・ホロウィッツのパートナーで現在はケミストリー・ベンチャーズに在籍するクリスティーナ・シェンは語る。「新興企業の育成ではYコンビネータや Prodも有名だが、若く優れた才能を集めるという点では、アリ(・パルトヴィ)が最も成果を上げていると思う」と彼女は述べている。

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Neoは、ここ6カ月の間に業界の大物を招いた少人数の交流イベントを開催している。その中には、フェイスブックの元COOであるシェリル・サンドバーグやOpenAIのサム・アルトマン、エヌビディアのジェンスン・フアン、マイクロソフトのサティア・ナデラ、セコイアのパートナーでフォーブスのミダスリスト1位の投資家であるアルフレッド・リンらが含まれている。

Neoはまた、ビル・ゲイツやリード・ホフマン、エリック・シュミットといった錚々たる投資家からも支持を集めている。「彼(パルトヴィ)が築くネットワークは、誰も見たことがないほど強力なものだ」とサンドバーグは語る。

Yコンビネータへの対抗心

そんな中、パルトヴィは競合への批判も辞さないことで知られている。2023年に彼は、Yコンビネータのギャリー・タンCEOにX(旧ツイッター)上で議論をしかけていた。これは、パルトヴィがあるイベントで「私たちの組織は、育成対象のスタートアップにYコンビネータよりも多くの優れたメンターを関与させている」と発言したことが発端だった。この発言にタンは反発し、「Neoはパートタイムの教官をメンターと呼んで見せびらかしているが、彼らが本当に必要なときに役に立つのか?」と投稿したのだった。

パルトヴィは、AirbnbやDropboxなどの著名な企業を育てたという点で、Yコンビネータを「21世紀で最も優れたプロジェクトの一つ」だと評価しているとフォーブスに語った。しかし、彼はその一方で、「現在のYコンビネータが、かつてのものとは異なるものになってしまった」とも述べている。「Neoは、かつてのYコンビネータのようなテック業界のトップ人材のための、非常に選抜的なプログラムになっている。私たちのほうが、むしろ、本来のYコンビネータに近いのかもしれない」とパルトヴィは話す。

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編集=上田裕資

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