経済

2025.04.21 11:30

中国がレアアース輸出規制を強化 過去の事例から予測する今後の動き

中国・内モンゴル自治区白雲蝦坡(バヤンオボー)に位置するレアアース鉱山(Getty Images)

歴史がそのまま繰り返されることはないが、現在米中の貿易紛争で起きていることは、MPマテリアルズとライナスを筆頭に、中国以外の企業が混迷を極める市場への参入を試みることで、再びレアアース価格の高騰を招く可能性が高い。

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中国の禁輸の焦点は軍事用途の金属か

米中の貿易紛争の可能性についての憶測が高まったことから、MPマテリアルズの株価はこの1年で67%上昇して27.59ドル(約3900円)に達した。それでも2022年の最高値である56.54ドル(約8100円)の半分にも満たない水準だ。ライナスも同様で、過去1年で株価が30%上昇したが、22年に記録した最高値にはまだ達していない。

中国がどの程度までレアアースの輸出を規制するかは不透明だが、特に軍事用途の金属が禁輸措置の対象となる可能性が高い。禁輸措置が効力を発揮するにつれ、あらゆるレアアースの価格が上昇することは容易に予測できる。もう1つ確実なのは、中国産のレアアースを入手できない国々が積極的に代替供給源を探し求めることで、政府が支援する処理施設に殺到する可能性があるということだ。

レアアースを輸入する側は、市場操作の典型的な手法として、供給を止めたり再開したりする中国のやり方をよく知っている。しかし、今回はかつての日本と同じように、各国政府が自国の優先事業者を選定して支援し、複雑化する市場への新規参入企業を事実上保証することになる可能性が高い。投資家に大きな利益をもたらす可能性があるのは、こうした新規参入企業と、MPマテリアルズやライナスといった既存の非中国系採掘企業だ。

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forbes.com 原文) 

翻訳・編集=安藤清香

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