宇宙

2025.04.19 18:00

赤色超巨星をめぐる謎 生き急いで早死にする大質量星がもたらすもの

さそり座にある赤色超巨星アンタレスを描いた想像図(ESO/M. Kornmesser)

まとめ

RSGは、宇宙生物学にとって重要だ。

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ヒーリーによると、化学物質が豊富にある環境から形成される恒星ほど、地球に似た生命存在可能な惑星を持つ可能性がより高くなる。金属(水素やヘリウムより重い元素)を豊富に含む恒星ほど、より多種多様な惑星を持つ傾向があることが、観測的証拠で示されているという。

NASAのハッブル宇宙望遠鏡で直接撮像された太陽以外で初の恒星ベテルギウスの画像(左上)。冬の星座オリオン座(右図)の右肩に位置する赤色超巨星(Andrea Dupree (Harvard-Smithsonian CfA), Ronald Gilliland (STScI), NASA and ESA)
NASAのハッブル宇宙望遠鏡で直接撮像された太陽以外で初の恒星ベテルギウスの画像(左上)。冬の星座オリオン座(右図)の右肩に位置する赤色超巨星(Andrea Dupree (Harvard-Smithsonian CfA), Ronald Gilliland (STScI), NASA and ESA)

観測天文学における教訓

爆発前に撮像された前駆星のサンプル数が80個にさらに近づくまで、RSG問題が議論に上ることが完全になくなることはない可能性が高いと、ヒーリーは指摘している。

「宇宙は必ずしも見かけ通りとは限らない」という得難い教訓を、RSGは天文学者に与えている。データが取得された時代の望遠鏡技術に限界があるため、観測にはバイアスがあることが多い。

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この難問を最終的に解決するために必要となるものは何だろうか。

RSGによる塵生成の主要な促進要因を突き止めることと、爆発前撮像のサンプルサイズを増やすことが必要だと、ヒーリーは挙げている。

将来の赤外線望遠鏡が助けになるはずだ。

今後間もなく、RSGに関するさらに多くの謎が解き明かされると思われる。それによって恒星理論研究者は、赤色超巨星の最終段階と宇宙の進化におけるその役割に関する理解の大幅な向上という見返りが得られるに違いない。

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forbes.com 原文

翻訳=河原稔

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