欧州

2025.04.18 09:00

ウクライナが国産榴弾砲の生産増強 自走式を月に40両、ロシアと同水準

ウクライナ陸軍第45独立砲兵旅団の砲兵によって偽装ネットを施される2S22ボフダナ自走榴弾砲。2025年2月7日、東部ドネツク州(Viktor Fridshon/Global Images Ukraine via Getty Images)

ウクライナ軍は先ごろ、東部ドネツク州の要衝チャシウヤールでこうした戦術を駆使して反撃に成功し、ロシア軍が保持していた陣地を奪還した。

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ロシアが2022年2月にウクライナに対する全面侵攻を始めた時点で、ウクライナが3年後も戦っていると予想していた人はほとんどいなかった。ウクライナの強靭性を支えている重要な要素のひとつは、技術と戦術の両面の革新力である。

ドローンや電子戦が注目されがちだが、ウクライナの榴弾砲生産の急速な拡大も同じくらい目を見張るものがある。ボフダナを毎月40両つくるウクライナの生産能力はロシアに匹敵し、どの西側諸国も凌駕している。ほかの防衛分野の進歩とも相まって、榴弾砲の増加はウクライナ軍が変化の激しい戦場で持ちこたえ、適応していく能力を高めている。

forbes.com 原文

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翻訳・編集=江戸伸禎

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