食べる頻度としてもっとも多かったのは「月1回程度」(298人)。「週1回」(180人)、「2~3週間に1回」(242人)とあわせると、定期的に楽しむ習慣が多くの人に根づいていることがわかる。一方で「年に1回程度」「それ以下」「ラーメンは食べない」という層も一定数存在した。
◾️ラーメンはどのくらいの頻度で食べますか?

自由記述での「おすすめラーメン店」では、チェーン系から個人店まで多様な名前が挙がったものの、全体の3分の2が「特にない」と回答。この結果は、ラーメンにおける「店舗ブランド」よりも「味や体験」を重視する消費者意識の表れとも読める。
ラーメン屋倒産件数は過去最多
一方で、業界には逆風が吹き始めていることにも注目したい。「ラーメン一杯1000円の壁」が早急の課題となっているのだ。人件費、原材料費、エネルギーコストの上昇が続く中で、収益を確保しながら価格を抑えるのは至難の業となっているようだ。
帝国データバンクの調査によれば、2024年のラーメン店倒産件数(負債1000万円以上の法的整理)は過去最多の72件。コロナ倒産の多かった2020年(54件)すら上回る水準である。
【ラーメン店倒産件数】
・2024年:72件(過去最多)
・2023年:53件
・2022年:33件
・2021年:17件
・2020年:54件(コロナ禍)
全国に約1万8000店舗あると言われるラーメン店だが、法的整理に至らない廃業も含めると、淘汰の波はより広がるのではないか。帝国データバンクは「2025年も倒産増加のトレンドが続く可能性がある」と指摘している。
価格と品質のはざまで揺れるラーメン業界にとって、今後問われるのは、味やサービスの追求だけでなく、「どう生き残るか」という現実的な経営判断だ。また消費者サイドにもまったく問題がないわけではない。店がなくなると聞いてから駆けつけるのでは遅いからだ。なくなってほしくない味があるなら、日常のなかで静かに通い続けること。それが好きな店を守るいちばんの方法である。


