今求められている分野
コンピュータサイエンスとIT
AIからアプリ開発まで、急速な成長を続けている。汎用性が高く、高収入が見込め、あらゆる業界で必要とされる分野だ。ソフトウェア開発者の平均年収は約12万ドル(約1700万円)とされ、地域によってはAIやサイバーセキュリティでさらに高収入が狙える。JavaScriptやSQLを学び、AWS、Google Cloud、Microsoft Azureといったクラウドプラットフォームの認定資格を取得するとよい。
・学習・資格取得先: Coursera、CompTIA
・求人: Dice.com、LinkedIn
看護
看護や関連ヘルスケアの職種は自動化されにくく、常に需要がある。正看護師の平均年収は約8万2千ドル(約1167万円)で、専門分野や上級資格を取得するとさらに上がる。NCLEX-RN(米国の看護師国家試験)に合格し、FNP(家族看護実践者)やCEN(救急看護認定資格)、CCRN(クリティカルケア登録看護師)などの資格を取得すればキャリアアップにつながる。レントゲン技師や呼吸療法士のような関連職も初任給が高く、安定している。
・学習・資格取得先: Nursing.org、HealthCareerCerts.org
・求人: Incredible Health、Health eCareers
エンジニアリング
機械、土木、電気、航空宇宙など、エンジニア分野は社会的に不可欠で安定している。平均年収は約9万5千ドル(約1352万円)で、上位層はさらに高収入だ。AutoCAD、SolidWorks、Pythonのスキルが重要で、Engineer in Training(EIT)やProfessional Engineer(PE)の資格取得が長期的な成功の鍵となる。
・学習・資格取得先: NCEES(EIT/PEライセンス)、ASME(米国機械学会)
・求人: EngineerJobs.com、Indeed
熟練技能・技術認定資格
熟練技能の需要は高く、高額な学費ローンを背負う必要がない。電気技師、HVAC(暖房・換気・空調)技術者、溶接工、配管工といった職種は平均年収が約8万ドル(約1138万円)で、専門分野への特化や独立開業によってより高収入も期待できる。職業訓練校や見習い制度で学び、EPA 608(米国環境保護庁が発行する冷媒取扱技術者認定)、NCCER(建設業の様々な専門分野[電気、配管、溶接など]の技能証明)、州免許などを取得するとよい。
・学習・資格取得先: NCCER、HVAC Excellence
・求人: Tradesmen International、BlueRecruit
ビジネス(専門特化が前提)
ビジネス系でも、金融、アナリティクス、サプライチェーンなど特定分野へ特化すると有利だ。これらの職種は平均年収が約10万ドル(約1422万円)で、CPA(米国公認会計士)やCFA(米国証券アナリスト)が金融分野では需要が高い。アナリティクスではGoogle Data Analytics、Microsoft Power BI、Tableauなどが重要で、サプライチェーンではSCM標準化団体APICSのCPIM(生産在庫管理資格)やCSCP(サプライチェーン管理資格)が高評価を得やすい。
・学習・資格取得先: Coursera、APICS
・求人: HBR Ascend、LinkedIn
教育(STEM・特別支援教育)
医療や法律同様、資格が必要な教育分野でも、一律に見てはいけない。特にSTEM(科学・技術・工学・数学)や特別支援教育の教師は需要が高い。K–12(幼稚園から高校)の教師の平均年収は州によって異なるが、5万ドル(約711万円)~7万ドル(約995万円)ほどで、STEMや特別支援の資格で追加手当やボーナスが得られる場合もある。州の教員免許を取得し、CSET(シーセット:理数系分野)や特別支援教育の修士号などを検討するとよい。
・学習・資格取得先: Teachers of Tomorrow、edX Teacher Training
・求人: K12JobSpot、SchoolSpring
医学や法律などの特殊な分野を除き、誰もが4年制大学の学位を必要としているわけではない。現代の労働市場で最も重視されるのは、卒業証書の有無ではなく、「実際に何ができるか」なのだ。


