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2025.04.18 15:30

世界初、指先で「血圧測定ができるスマートバンド」を台湾ASUSが発表

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台湾のASUSが4月11日に発表した「VivoWatch 6 Aero」は、ここ数年で最も興味深いフィットネストラッカーの1つだ。同社は、この製品が「世界で初めて指先による血圧測定と心電図(ECG)測定の両方を実現したスマートバンド」だと主張している。

重さがわずか27gのガジェットに、こうした大げさな主張が盛り込まれることはかなり稀だ。VivoWatch 6 Aeroの血圧測定機能は、ディスプレイの下部にある特徴的な見た目のセンサーのおかげで実現したという。

このセンサーは光学センサーと、その周囲にある心電計の電極として機能するフレームで構成されている。ユーザーがこのセンサーに指を置くと、手首の裏側にある別のセンサー群と連携して心電図測定のためのデータが取得される。

ASUSによると、この前面のセンサー部分には「スパッタリング」という特殊な加工技術が使われているという。これは、金属などの材料を非常に薄い膜としてパーツの表面に吹き付ける技術で、導電性を持つフレーム部分に使用されたと考えられる。しかし同社は、どのようにしてこのハードウェアで血圧測定を可能にしたのかを詳しく説明していない

アップルは長年、血圧測定機能に取り組んでいるが、筆者が以前に執筆したApple Watchに関する記事でも指摘したように、カフ(血圧を測定するためのバンド)を使わずにデバイス単体で血圧を測定するのは非常に困難だ。


ここで気になるのは、ASUSがどのようにしてこの課題を解決したのか、さらにいうと、本当にこのデバイスで血圧測定が可能なのかという点だ。同社のサイト上には、「血圧および心電図測定機能の利用可能性は地域によって異なる」という記述があるが、これらの機能が米食品医薬品局(FDA)の承認を受けたとは書かれていない。また、VivoWatch 6 Aeroが米国で発売されるかどうかもわかっていない。

しかし、仮にこのスマートバンドの血圧測定機能が、それほど役立つものではなかったとしても、VivoWatch 6 Aeroは魅力的なウェアラブルデバイスだ。本製品は、1.1インチのOLEDディスプレイを搭載したコンパクトなフィットネスバンドだが、GPS機能も内蔵しており、正確な位置情報を記録できる。さらに、135mAhのバッテリーによって、通常モードで最大5日間、省電力モードでは最大7日間の稼働が可能だとASUSは説明している。

また防水性能は5ATM等級とされており、これは水中50メートルの水圧に耐えられることを意味する。

ASUSはVivoWatch 6 Aeroの価格をまだ発表していないが、前モデルのVivoWatch 5 Aeroの価格は約160ドル(約2万2800円)程度と、特に高価なものではなかった。5 Aeroは、「世界で初めてセンサーに指を置くだけで、脈波伝播時間(PTT)と血中酸素レベルをリアルタイムで正確に測定できるスマートリストバンド」という主張をしていた。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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