6000社の顧客を抱える企業情報の老舗、AlphaSense
6000社の顧客を抱え、設立14年の企業情報プラットフォームの老舗として知られるAlphaSenseも、AIエージェントを活用している。同社が目指しているのはHebbiaと同様で、アナリストの提案資料の作成やデューデリジェンス、市場の分析を支援することだ。広報担当者によると、アナリストが特定の大企業のCEOやCFOと面会する前に、その人物が現在何を最優先事項としているかに関するリサーチ資料の作成を自動化できるという。また、Klarna(クラーナ)のような新興企業のIPOの投資家説明会に向けて、機関投資家がどのような質問をしているかをまとめたレポートを作成することも可能という。
投資銀行向けサービスのスタートアップ、Rogo
Rogoは、ニューヨークを拠点とする設立3年目の金融リサーチ分野のスタートアップだ。CEOのガブリエル・ステンゲルによれば、従業員が40人規模の同社は現在、40社の顧客と5000人以上のアクティブユーザーを抱えている。未公開市場に特化した金融データを提供するPitchBookによると、2025年3月の資金調達ラウンドで3億5000万ドル(約503億円)と評価されたRogoは、Thriveやコースラベンチャーズなどの支援を受けている。
同社のAIツールは、企業の四半期決算発表に際して投資銀行のアナリストが発表する資料の作成を自動化する。また、例えば投資銀行のバンカーが、クラウド大手のServiceNow(サービスナウ)に対してAIスタートアップの買収アイディアを提案したいという場合に、Rogoは買収候補となる複数のAI企業を比較・要約したプレゼン資料を作成できる。
さらに、同社のツールは、Bumble(バンブル)のような出会い系アプリの国別売上高について、サービスを展開している地域を調べた上でCEOの過去の発言を基に分析することも可能という。


