(9)L-アルギニン/L-シトルリン
L-アルギニンとL-シトルリンは、いずれもアミノ酸の一種で、一酸化窒素(NO)産生を通じた血流サポートに関わる成分です。NOは、血管を拡張し、血流を促進する作用を持つシグナル物質で、運動パフォーマンスやめぐり、男性機能の面でも注目されています。
アルギニンは体内で直接NOを産生するアミノ酸で、シトルリンは体内でアルギニンに変換される「前駆体」です。シトルリンのほうが持続的に作用するため、両方を同時に摂ることでNO産生の効率が高まるとする研究もあります。
以下、研究ベースの情報です。
● 血流促進・運動パフォーマンス
アルギニンやシトルリンの摂取により、運動時の酸素利用効率が高まる、血流量が増える、疲労感の軽減がみられるなどの報告が複数あります(Bailey et al., Journal of Applied Physiology, 2010/Suzuki et al., Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry, 2016)。
● 男性機能との関連
ED(勃起機能の低下)を対象にした試験では、シトルリンを継続摂取したグループにおいて、主観的な勃起の硬さスコアが改善されたとする報告もあります(Cormio et al., Urology, 2011)。この作用は医薬品ほど強くはないものの、栄養的なサポート成分としての可能性があるとされています。
● 成長ホルモンとの関係性(アルギニン)
L-アルギニンは、成長ホルモン分泌を促進する作用があるとされ、ボディメイクや若年層での使用においても研究対象となっています(Collier et al., Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism, 2005)。
摂取とタイミングについて
NOの産生は空腹時の方が促進されやすいため、トレーニング前や朝のタイミングに摂るのが理想的です。また、アルギニンは高用量で一時的に胃腸への刺激を感じることがあるため、シトルリンと併用することで吸収を穏やかにしつつ、効果の持続も期待できます。
私は現在、L-アルギニンを1500mg/d、L-シトルリンを500mg/dで摂取しています。運動前に摂ったときの血流感や集中力の立ち上がりが気に入っており、活力系サプリの“即効性枠”として重宝しています。


