(3)PQQ
PQQ(ピロロキノリンキノン)は、ビタミンに似た作用を持つ酸化還元物質で、かつては「新種のビタミンではないか」とも考えられていた成分です。ミトコンドリアの働きに深く関わり、細胞のエネルギー産生、抗酸化、神経保護といった作用が研究で示されています。
PQQの最大の特徴は、「ミトコンドリアの新生(biogenesis)を促す」という点にあります。これは既存のミトコンドリアの機能を高めるだけでなく、細胞内に“新しいエネルギー工場”を増やすという、アンチエイジングの観点でも非常に魅力的なメカニズムです。
食品では納豆や緑茶にごく微量含まれますが、必要量を摂取するにはサプリメントが現実的です。
以下、効果とエビデンスになります。
● ミトコンドリア新生とエネルギー代謝改善
アメリカの研究で、PQQを投与したマウスでは肝臓や筋肉組織でのミトコンドリア新生が促進され、ATP(細胞のエネルギー通貨)の産生が活性化されたことが報告されています(Stites et al., Journal of Nutrition, 2006)。
また、人間に対する臨床研究でも、PQQ摂取により慢性疲労感の改善や睡眠の質向上が見られたという報告があります(Nakano et al., Functional Foods in Health and Disease, 2012)。
● 抗酸化・神経保護作用
PQQは、活性酸素の除去能力が非常に高く、グルタチオンなどの内因性抗酸化酵素の活性を高めることが示されています(Rucker et al., Alternative Medicine Review, 2009)。
また、アルツハイマー病モデルマウスでは、PQQが神経細胞の酸化ストレスを軽減し、記憶力を保護したという研究もあります。
● 心臓・循環器系への保護作用
ある動物実験では、PQQの継続摂取により心筋の損傷が軽減され、血中脂質代謝が改善したという結果も報告されています(Bauerly et al., J of Cardiovascular Pharmacology, 2006)。
NMNや高還元型CoQ10との相乗効果
PQQは、ミトコンドリアの「数」を増やす。一方で、CoQ10は「効率を上げる」。NMNはそのエネルギー源(NAD+)を供給する。
この3つを組み合わせることで、まさに「細胞レベルのエネルギー最適化チーム」が組まれるイメージです。
私は現在、PQQを20mg/dで摂取しています。朝のNMNやCoQ10、レスベラトロールなどと合わせて摂ることで、エネルギーの立ち上がりをサポートしてくれる感覚があります。


