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2025.04.21 18:00

波乱に満ちた結婚生活でも長く続く、心理学者がふたりに贈る真の教訓

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2. チームとして「対立を解決」する戦略を立てる

どんなに幸せなカップルでも意見の相違は起こりうる。 他のカップルとの違いは対立の仕方にある。 口論がエスカレートするのを放っておくのではなく、2人の関係を守るための仕組みを整える。 そうした仕組みは、すべてのカップルに当てはまるものではない。2人が共同で時間をかけて作り、経験を通じて洗練されていくものだ。

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専門誌『コンテンポラリー・ファミリーセラピー』に2024年に掲載された研究では、結婚して40年以上経つ48カ国の1000人以上を調査して導き出された、「Jointly Negotiated Conflict Resolution Strategies(JNCRS)」という考え方が紹介されている。対立解決の最も一般的な戦略は、相手に耳を傾ける、対立激化の回避、明確なコミュニケーション、妥協、迅速な解決、意図的な冷却期間などだった。最も重要なのはそうした対立解決の方法そのものではなく、その裏にあるお互いを思いやる気持ちだ。

カップルはそれぞれ独自の青写真を描くが、これらの戦略が現実の場面でどのように展開されるかを以下に挙げる。

困難な状況に直面した際のルールを決める:激しい口論はしないことにしているカップルもいる。 また、過去の対立を新たな争いに持ち込まないようにするカップルもいる。いずれも、緊張が高まった場合でも感情面での安全を確保し、効果的に対立を解決することを目指している。

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話し合いを完全に拒絶せずに冷静になる:相手と自分がまだチームであることを思い出すために、言い争いの最中に手をつなぐという戦略を取っている人もいる。また、「休憩が必要だけれど、30分後に戻ってくる」と言う人もいる。このような安心させる行為はつながりを再確認しながら建設的に話し合う余地を生み出す。

親の影響を受けている対立のパターンを変える:対立を解決するには自己認識が重要な鍵となる。例えば、多くのカップルは自分たちの両親のように、おそらく受動的、爆発的、あるいは回避的に相手と対立していることに気づく。互いにそうしたパターンを指摘し、ともに新しいパターンを選択することから変化は始まる。

最後までいっしょにいる夫婦は困難を避けるカップルではない。「私」が傷ついたり疲れたり、あるいは悩んでいるときでも「私たち」を守るカップルだ。

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翻訳=溝口慈子

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