カルチャー

2025.04.19 09:45

世界遺産から読み解く意外なビジネス戦略

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続いて、勉強して衝撃を受けた世界遺産も取り上げている。

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【1位】ゴレ島<セネガル共和国|文化遺産>

2位に倍近い得票差をつけて、かつての奴隷貿易の拠点、ゴレ島がトップとなった。奴隷貿易の歴史を生々しく伝える遺産の存在を知らなかった人が多く、得票を稼いだ。

【2位】アウシュヴィッツ・ビルケナウ:ナチス・ドイツの強制絶滅収容所(1940-1945)<ポーランド共和国|文化遺産>

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ナチス・ドイツによって大勢の命が失われた場所。勉強してその残酷さを痛感したという意見が多かったという。

【3位】メテオラの修道院群<ギリシャ共和国|複合遺産>

岩山の頂に建つ修道院群の姿と、そこに修道院を築いた修道士たちの精神に驚いた人が多かったうだ。

 

もう1つ、知ることができて良かった世界遺産として、

【1位】ゴレ島<セネガル共和国|文化遺産>

【2位】ル・コルビュジエの建築作品:近代建築運動への顕著な貢献<フランス共和国、ベルギー王国、スイス連邦、インド、アルゼンチン共和国、ドイツ連邦共和国、日本国|文化遺産>

東京・上野の国立西洋美術館が世界遺産であるということは意外に知られておらず、その事実を知ることができてよかったという意見が多かったという。

【3位】イエローストーン国立公園<アメリカ合衆国|自然遺産>

 

知ることができて良かった世界遺産では、7位に富士山─信仰の対象と芸術の源泉<日本国|文化遺産>が入っている。富士山が世界遺産と認識する人は多いと思うが、自然遺産ではなく文化遺産として登録されていることを知っている人は少ないのでは。

それぞれ、ここで紹介したランキングは、本サイトではより下位まで紹介しているので、世界遺産について気になった人はぜひ参照してほしい。

出典:世界遺産アカデミー「『勉強して行きたくなった』世界遺産ランキング2025年版

文=飯島範久

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