Google Workspaceのツールと連係する強み
グーグルの生成AIであるGeminiはモバイルアプリになっているし、ウェブブラウザでも使える。そのため、iPhoneやWindows/Macなどライバルのプラットフォームにもサービスを広く提供している。ただ、やはりGoogle Pixelシリーズとの相性はとても良く、Geminiがスムーズに使える。
例えばPixel 9aも電源ボタンを長押ししてGeminiを呼び出したり、Geminiのテキストボックスに@マークをタイピングすると、GmailにGoogleドキュメントなどGoogle Workspaceのツールを呼び出して、ツール内の情報をGeminiに処理させる拡張機能も使える。
アップルの「Apple Intelligence」は、iPhoneにiPad、MacなどAppleデバイスをさらに輝かせるための生成AIサービスだ。「メール」アプリがユーザーがすぐに参照すべき情報をプッシュする優先通知機能や、テキストの校正・推敲などがさまざまなアプリから行える「作文ツール」など、Apple Intelligenceの生成AI体験は各デバイスのOSに深く統合されている。4月からApple Intelligenceが待望の日本語対応を果たしたので、日本のAppleデバイスのユーザーがその便利さを実感する機会はこれから増えるだろう。
筆者はふだんからよく使うGmailやGoogleドキュメントのアプリにビルトインされたGeminiの使い勝手がとても良いため、Gemini Advancedの有料サービスに登録して、MacやiPhoneでも活用している。他社のプラットフォームでもオープンに使えるGemini対応のさまざまな生成AIツールの強みに磨きをかけつつ、純正「レコーダー」アプリのようにPixelシリーズだけで使える便利な独自機能がさらに増えれば、iPhoneがPixelに太刀打ちできなくなる時がくるかもしれない。
7年は最新OSを使える安心感、AIスマホ入門のファーストチョイスに成り得る
筆者はこれまでグーグルのPixel Aシリーズは「ほどよく高性能」なデバイスという印象を持っていた。最新のPixel 9aは多くのユーザーのファーストチョイスに成り得るほど完成度が高かった。
4月に入り、米国のトランプ政権が同国の輸入製品に対して自国の関税を引き上げる政策を9日に発動した(4月10日現在、発動したばかりの相互関税を90日間停止すると発表している)。
その影響がどこまで及ぶのか現時点ではまだ明らかではないが、米国外のサプライチェーンとの関係から、ITデジタルデバイスの価格高騰につながるとの見方もある。今後はスマートフォンを頻繁に買い換えることはが難しくなるかもしれない。最長7年間のOSとセキュリティのアップデート保証により、最新の役立つ生成AIツールも長く使えることが約束された、グーグルの「7万円台で買えるAIスマホ」を早めに入手する選択は賢明だと思う。
連載:デジタル・トレンド・ハンズオン
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