メリンダ・フレンチ・ゲイツ、「崖っぷち」からの——
ビル・ゲイツが振り返っているとすれば、メリンダ・フレンチ・ゲイツがしているのは「内面を覗き込む準備」だ。4月15日に発売される彼女の新著『The Next Day』は、結婚27年目の2021年に離婚に至ったあれこれについて告白している。
『People』誌が紹介した抜粋の中で、メリンダは2019年に繰り返し悪夢を見たことを打ち明けている。彼女によればこれらの夢は、結婚生活が破たんしはじめたときに経験した心の揺れを象徴していたという。
彼女はビル・ゲイツがすでに公の場で認めたこと、つまり彼が常に誠実であったわけではないことを受け入れていると同時に、彼が性犯罪者ジェフリー・エプスタインと会っていたことへの不快感について触れてもいる。
彼女の「悪夢」はより深いものへと変化していったという。ある夢で彼女は、家族が崖っぷちに腰を下ろし、自分が広大な虚空に落ちていくのを見た。「その瞬間、私は決断を下さなければならない、そしてそれは私自身の手で下さなければならないのだと悟った」と彼女は書いている。
『The Next Day』は回顧録であると同時に、エンパワーメントについてのメッセージでもあるだろう。かつて揺るぎないと感じたものから、離れるべきだと悟る。その決断についての個人的な物語である。
(本稿は英国のテクノロジー特化メディア「Wonderfulengineering.com」の4月7日の記事から翻訳転載したものである)


