欧州

2025.04.07 13:00

移住者を歓迎する欧州の町や村、生活費や不動産を支給 対象となるには?

イタリア南西部カラブリア州の海岸沿いの町シッラ(Frank Bienewald/LightRocket via Getty Images)

ギリシャ

エーゲ海に浮かぶクレタ島とキティラ島の間に位置するギリシャのアンティキティラ島の面積は8平方キロ足らずで、年間を通して定住している住民はわずか24人に過ぎない。それ故、手つかずの砂浜が魅力となっている。

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同島は過疎化対策として、移住を希望する世帯に奨励金を支給する制度を設けている。この制度はキティラ島のギリシャ正教会が運営しており、対象は4人以上の子どもを持つ5世帯のみとなる。パン職人や漁師など、職能を持つ応募者が優先される。基準を満たした世帯には家と土地が提供され、最初の3年間は毎月500ユーロ(約8万円)の生活費も支給される。

スペイン

スペイン北部アストゥリアス州のカンタブリア山脈に位置するポンガでは、転入する夫婦に2971ユーロ(約47万円)、さらに子ども1人につき同額の補助金が支給される。条件は、ポンガに5年以上居住することだ。

スペイン北西部ガリシア州の村ルビアも、同村に定住する世帯を探している。対象者の条件には、子どものいる世帯であること、すでにスペインの居住許可を得ていること、スペイン語能力があること、ルビアでの不動産購入または賃貸の契約を結んでいることなどが含まれる。条件を満たした世帯には毎月補助金が支給されるが、金額は世帯の状況に応じて判断される。

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スイス

スイスの絵に描いたような美しい村アルビネンが移住希望者に経済的な優遇措置を設けているというニュースが広まると、世界中から応募が殺到した。申請には年齢の上限が設けられており、アルビネンでは45歳となっている。申請者は最低10年間この村に住み、20万スイスフラン(約3400万円)以上の不動産を購入または建設することを約束する必要がある。特に重要なのは、申請者がスイス国籍か同国の永住権を持っていなければならないということだ。

実際、本稿で紹介したすべての制度では、その国の滞在許可は別途考慮しなければならない要素となっている。荷物をまとめる前に、細かい条件をしっかり確認しておこう。

forbes.com 原文

翻訳・編集=安藤清香

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