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2025.04.11 14:15

米国で人気の「子ども金融教育用アプリ」4種の全貌、『給与』振込口座も

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1.「稼ぐ」機能——「給与振込口座」の設定も

それでは最初に、お小遣いを「稼ぐ」機能の特徴を見ていこう。参考にした全てのサービスに共通する機能は以下の通りだ。

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VISAおよびマスターカードブランドのデビットカード及びプリペイドカードの発行

お手伝いと報酬設定、お手伝い完了時自動送金

毎月の定額お小遣い設定、自動送金

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親から子への都度送金

上記の他にもサービスプロバイダーに応じて、誕生日、何かの賞を受賞した、アプリ内で使用できる子ども向け金融教育ドリルを完了した、などの「ボーナス」の設定に加え、子供たちがアルバイトをする際に使用できる「給与振込口座」の設定などの機能も提供されている。

また、「送金リンクを使用して、親族や友人へ(からの)送金リクエストや承認ができる機能」なども提供されている。

加えてデビットカードおよびプリペイドカードは、カスタマイズデザインが可能となっているサービスもある。ペットなど好きな写真をカードのデザインに使用することができ、オリジナリティーの高いカードを持つことができる。子供たちにとっては学習意欲をそそるポイントだ。

実は、上述したような取り組みをスマホアプリなどのサービスなしで手作業で行おうとすると、お手伝いの報酬設定の問題に始まり、毎日の「お手伝いをしたか」の確認作業(紙ベースの表を作成し、鉛筆やペンなどを使って印をつける)、そして「報酬の計算と報酬を渡す(小銭を用意し、保管場所を作ってあげる)作業」など、取り組む工数は想像以上に多く、かなりの時間と体力が必要だ。それだけに、これらをアプリ内で管理できることは、家庭で子ども向け金融教育のハードルを下げるだろう。

2.「使う」機能

次にお小遣いを「使う」機能の特徴を見ていこう。ここで参考にする全サービスに共通する機能は以下の通りだ(注:以下は各サービスが発行するVISAおよびマスターカードブランドのデビットカード、あるいはプリペイドカードを使用する際に利用できる機能である)。

子供がお金を使った際の即時(準即時)アラート

残高照会

使用できるお店やサービスの設定

上記に加え、サービスプロバイダーに応じて、お金を引き出す際の「ATM利用」、「海外でのカード利用時の海外使用手数料免除」または「週間予算の設定」、さらには「(カード利用金額の)1%キャッシュバック」などのサービスが提供されている。

家庭で金融教育に取り組む際、当然、子どもたちが「どこで何にお金を使ったか」は把握したいところだ。したがって、お金を使った際の通知に加え、お金を使った場所と金額がアプリ上に記録されるのはありがたい。また、デジタルで記録されるので、いつでも支出を振り返って確認できるのも心強い。

手作業で行う場合は「レシートを保管しておく」「ノートや出納帳に使ったお金を鉛筆やペンで記録する」などで対応できるが、スマホ上でどこで何にお金を使ったかが記録されれば、学習がより円滑になる。加えて、使えないお店やサービスを設定できる機能は保護者にとって利便性が高いし、安心のよりどころにもなる。

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著者=松樹悠太朗 編集=石井節子

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