働き方

2025.04.07 08:15

新入社員の理想は「助ける人になり互いに協力する」企業文化

Getty Images

理想とする職場文化では、「互いに協力し合い、チームワークを重視する」がダントツ1位となった。これは「助ける人」たちによる協力関係だと解釈すると、理想の人物像の順位と重なる。2位以下の「多様な考え方や働き方を尊重する」、「学ぶことや自己成長、スキルアップを支援する」などももちろん大変に重要だが、助け合いや協力関係はそれらの基盤となる。互いに協力し合う文化を選んだ人からは、「協力し合うことで仕事が円滑に進み成長やスキルアップが促進される」との意見も聞かれた。

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ALL DIFFERENT事業開発推進本部コンテンツマネジメント部ユニットリーダーの宮澤光輝氏は、コロナ禍に学生時代を過ごした世代なので、「人と手を取り合って協力して仕事していきたいという価値観が強く表れた」と指摘する。また、ますます複雑化するビジネス環境において今年の新入社員は「関わる人との関係性をより重視し、周囲の人や組織、社会に早く貢献できる人になりたいと考える傾向がある」と分析している。

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こうした新入社員を受け入れる会社側は「改めて新入社員とのコミュニケーションプランや関係構築の取り組みが適切かを確認」してほしいと宮澤氏は話す。仕事に追われて先輩や上司との関係構築が後回しにならないよう、交流の場を定期的に設けるなど、関係構築のための機会を「仕組み」として準備しておくことが重要とのことだ。人の役に立ちたいという彼らの純粋で貴重な意欲をそのまま仕事に活かせるよう、企業側はしっかりとサポートしてほしい。

プレスリリース

文 = 金井哲夫

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