禁錮25年を宣告されて服役中のサム・バンクマン=フリードが、ニューヨークの悪名高い刑務所から移送され、現在はオクラホマ州の施設に収容中であることが判明した。
2022年に経営破綻した暗号資産取引所FTXの共同創業者のバンクマン=フリードは、詐欺罪で有罪となり、2023年8月以来、ブルックリンのメトロポリタン拘置所(MDC)で服役していた。この拘置所は最近、ラッパーで音楽プロデューサーのショーン・“ディディ”・コムズやグラミー賞受賞歌手のR・ケリーといった著名人を収容していることでも知られている。
しかし、3月27日に連邦刑務所局のウェブサイトは、バンクマン=フリードが、オクラホマシティの連邦刑務所移送センターにいると表示した。昨年5月に刑務所の当局は彼をブルックリンの拘置所から移送し始めたと報じられ、関係者は、彼の行き先が、故郷のスタンフォードに近いカリフォルニア州メンドータになると予想していた。
しかし、バンクマン=フリードは最近までメトロポリタン拘置センターにいた。保守派の論客のタッカー・カールソンは3月6日に約43分間におよぶ、収監中の彼とのインタビュー動画を公開したが、その結果として彼は独房に移されたと報じられた。
バンクマン=フリードは、このインタビューの中で、刑務所内で音楽業界の大物のディディとつるんでいたことを明かしていた。パフ・ダディ名義でも知られるディディは、性的人身売買容疑で起訴されて収監中だが、バンクマン=フリードは、「ディディは僕に親切にしてくれた」と述べていた。
彼はまた、「今から3年前に、誰かに『君は毎日ディディと一緒に過ごすことになるよ』なんていわれたら、『それはおもしろいな。どうやってそうなるんだろう』って思っただろうけどね」と語っていたと報じられた。
バンクマン=フリードは、2023年後半に電子詐欺や証券詐欺、マネーロンダリングなど7件の罪で有罪となり、25年の懲役刑に服している。彼はまた、110億ドル(約1兆6500億円)の没収命令を受けている。バンクマン=フリードは、2019年にFTXを創業しCEOを務めていたが、2022年に同社を経営破綻させていた。
フォーブスは、FTXが崩壊する前のバンクマン=フリードの保有資産を265億ドル(約3兆9800億円)と推定していたが、直近の彼の資産がゼロだと推定している。