米ファッション業界誌『Women’s Wear Daily (WWD)』は、上場小売企業で高給を稼ぐエグゼクティブたちの一覧を作成、彼らの平均年収が1390万ドル(約17億円)に上ることを明らかにした。
リストの1位を飾ったのは、アパレルや家庭用品チェーンを展開するTJX Companiesのキャロル・メイロウィッツCEO だ。現在61歳の彼女は、2014年に総額2870万ドル(約35億円)の報酬を受け取った。 3300店舗を統括するメイロウィッツの基本年棒は150万ドル(約1億8000万円)だった。
女性で上位10人にランクインしたのはメイロウィッツだけで、リスト全体ではわずか5人の女性のうちの1人だ。2位は、年収2810万ドル(約34億3000万円)のターゲット社のブライアン・コーネルCEO。3位はヴィクトリアズ・シークレットを買収し、Bath & Body Works社を創業した、Lブランズ社のビリオネアCEO レスリー・ウェクスナーだ。
オハイオ州を本拠地とするウェクスナー氏の、昨年の報酬は2400万ドル(約29億3000万円)だった。氏は純資産71億ドルを誇っている。
この他、5位には小売り最大手ウォルマートの米国部門CEO グレゴリー・フォラン (1950万ドル)、6位にはウォルマート・ストアーズのダグ・マクミロンCEO(1930万ドル)がランク入りした。その他、ウォルマートの国際主任のデヴィッド・チーズライト(1070万ドル)、同社の会員制倉庫型店舗サムズ・クラブのロザリンド・ブリュワーCEO(960万ドル)、グローバル・eコマース部門CEOのニール・アッシュ(940万ドル)といった具合に、ウォルマートの重役ら5名がランクインした。
Lブランズからスピンオフしたアバクロンビー&フィッチについて言うと、同社CEOを最近退職したマイケル・ジェフリーズの2014年の報酬が1260万ドル(約15億4000万円)。新社長のクリストス・アンジェリデスは940万ドル(約11億5000万円)だった。