トゥルシー・ギャバード国家情報長官と中央情報局(CIA)のジョン・ラトクリフ長官は、25日と26日に開かれた上院軍事委員会の公聴会で、グループチャット内の情報は機密扱いではなかったと証言し、ホワイトハウスが先に行った発表を繰り返した。
民主党のマクスウェル・フロスト下院議員(フロリダ州選出)やルーベン・ガレゴ上院議員(アリゾナ州選出)らは、ピート・ヘグセス国防長官やマイク・ウォルツ大統領補佐官(国家安全保障担当)の辞任ないし解任を求めているが、これに同調する共和党議員は今のところいない。複数の報道によると、下院民主党トップのハキーム・ジェフリーズ院内総務は25日、トランプ大統領に書簡を送り、「無謀かつ軽率に機密性の非常に高い戦争計画を漏洩した」ヘグセス国防長官を「ただちに」解任するよう求めたという。
アトランティックのゴールドバーグ編集長は24日、トランプ政権高官18人が参加するシグナルのグループチャットへの招待をウォルツから受け、軍事作戦に関するやり取りを攻撃開始直前にリアルタイムで閲覧したと明かした。
同誌は26日、ヘグセスが兵器の種類、標的の説明、正確な発射時刻など、攻撃の詳細なタイムラインを示したメッセージのスクリーンショットを公表。このチャット内容が公表される前、ヘグセスとウォルツは軍事計画については何も協議されていないと主張していた。
ウォルツは25日のFOXニュースで、ゴールドバーグをチャットに招待した責任を認めたが、自分の携帯電話にゴールドバーグの電話番号が別人の名前で登録されていたため間違えた可能性を示唆。ゴールドバーグとは面識がないと主張した。ゴールドバーグは同日、ウォルツとは数年前に2度会ったとNBCニュースに語っている。