コップのふちにキャラクターを乗せるという商品といえば、10年以上前に登場したキタンクラブのカプセルトイ「コップのフチ子」が爆発的な人気を博した。こうしたグッズは食生活に彩りを与えるが、特に役立つものではない。カップ麺の蓋を押さえるキャラクターグッズのように、役に立ちつつ彩りも与える商品もあるが、そうした役立ちつつ利用者に笑顔を与えるようなグッズが、ユカイ工学から誕生しようとしている。
その名も「猫舌ふーふー」。カップのフチに猫キャラがぶら下がり、ふーふーして熱い飲み物を冷ますというロボティクスなキャラクター商品だ。

ユカイ工学では、「ロボティクスで、世界をユカイに。」をモットーに、これまでもしっぽのついたクッション型セラピーロボット「Qoobo」や、やみつき体感ロボット「甘噛みハムハム」など、面白い発想のロボットやIoTプロダクトを企画・開発してきた。
そして、今回の猫舌ふーふーは、今年の1月に開催されたラスベガスでの「CES 2025」で発表・公開し、海外メディアからも注目を集めたプロダクト。「子供や猫舌な人たちが、熱いご飯を食べるときにふーふーするあの行為を、世の中からなくすことはできないか?」という思いから企画がスタートした猫舌ふーふー。
カップのフチに引っ掛けて電源をいれると、小型のファンで風を起こし、熱いものをふーふーと冷ましてくれる。3分間の動作で約15度の冷却効果があるとし、吹きかける風の種類は定量風だけでなく、ランダムな風を送る「ふーリズム」も用意。本体の電源はUSB-Cによる充電式で、内部モジュールとなる「ふーイングシステム」は取り外し可能で、猫型の外装だけ水洗いが可能とのことだ。


4月15日よりクラウドファンディング「kibidango」「Kickstarter」「GREEN FUNDING」にて支援募集を開始する予定で、5月29日までの45日間受け付ける。支援額や目標金額は現在のところ未定だ。
猫を思わせる外装は無地だが、これは使用者が好きなようにデコレーションしたり、オリジナルのペイントを施すことで企業とのコラボを想定してのことだとか。かわいらしい猫の姿を描いたものも欲しいなぁと思った猫好き筆者だが、気になる人は支援してみては。
出典:ユカイ工学「猫舌ふーふー」より